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クラスタについて

クラスタへのインストールは、標準のインストールと同様の方法で実行できます。 クラスタ上で CA ARCserve HA の環境設定を行うには、保護するグループ内の仮想サーバ ネットワーク名(または IP アドレス)のリソースに対してマスタまたはレプリカ名として入力します。 シナリオを構成する際に、ノード名または IP アドレスは使用しないでください。 また、CA ARCserve RHA エンジンをすべてのクラスタ ノードにインストールする必要があります(「サーバ セットアップ」を参照)。

クラスタ環境で IP 移動を使用する場合にのみ、いくつかの準備が必要になります。 クラスタ環境で IP 移動を使用する方法の詳細については、「クラスタ IP 移動」を参照してください。

IIS メタベースのレプリケーション

CA ARCserve Replication の機能が強化され、IIS メタベースが完全に保護されるようになりました。 IIS HA シナリオを作成する前に、まずレプリカ上に Web サイトを作成する必要がなくなりました。 HA シナリオの実行中に、メタベースは定期的にレプリケートされます。

注: CA ARCserve Replication HA シナリオでは、メタベースの保護は IIS 6.0 および 7.0/7.5 でのみサポートされています。

ハイ アベイラビリティ シナリオで、Is-alive チェックを使用して、サイトに加えて、IIS サービスもモニタおよびリストアできるようになりました。 これによって、CA ARCserve Replication で、ある特定の IIS サービスが停止していても、対応するサイトが必ずしも同様に停止しているわけではないことが認識できるようになりました。 Is-alive チェックによって、HA シナリオに関係している IIS サービスをモニタし、各サービスの状態をチェックし、停止中のサービスをリストアできます。 これによって、CA ARCserve Replication がまだ実行中のサイトの再起動を試行することがなくなりました。

また、Microsoft クラスタ サーバ環境の IIS 自動発見の機能が強化され、すべてのローカル サイト、または共有 MSCS ディスク上にないパスを含むサイトが識別され、自動的にシナリオから除外されます。そのため、デフォルト設定でシナリオを実行できるようになりました。

注: RHA は、選択された Web サイトと関連付けられているアプリケーション プールのメタデータのみを保護し、他のアプリケーション プールは同期およびレプリケートされません。