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フル システム EC2 フェールオーバ
フル システム EC2 フェールオーバでは、マスタ サーバから応答がなくなると、レプリカはフェールオーバ手順を開始します。 フェールオーバ中に、以下のアクションが発生します。
- 定義済みでサポート対象の AMI の 1 つを使用して、マスタと同じ OS メジャー バージョンとプロセッサ アーキテクチャを持つ新しい EC2 リカバリ インスタンスが開始しします。 たとえば、フル システム EC2 シナリオで Windows 2008 x86_64 マスタ サーバが保護される場合、CA ARCserve RHA アプライアンスは Windows 2008 x86_64 AMI (ami-90d420f9)を使用して新しい EC2 インスタンスを実行します。 以下のパブリック AMI が製品と共に使用されます。
- ami-9ed420f7—Windows 2003 x86_64 リカバリ インスタンス(us-east-1 リージョン)
- ami-98d420f1—Windows 2003 x86 リカバリ インスタンス(us-east-1 リージョン)
- ami-ea45b883—Windows 2008 R2 x86_64 リカバリ インスタンス(us-east-1 リージョン)
- ami-8bba8dff—Windows 2008 R2 x86_64 リカバリ インスタンス(eu-west-1 リージョン)
- ami-61b98e15—Windows 2003 x86_64 リカバリ インスタンス(eu-west-1 リージョン)
- ami-57b98e23—Windows 2003 x86 リカバリ インスタンス(eu-west-1 リージョン)
- リカバリ インスタンスのブート EBS ボリュームはリカバリ インスタンスから切断され、CA ARCserve RHA アプライアンスに接続されます。
- 必要なドライバは、リカバリ インスタンスのブート ボリュームから、CA ARCserve RHA アプライアンスに接続されたレプリケートされたマスタのブート ボリュームにコピーされます。 さらに、レプリケートされた Windows イメージ内にコピーされたドライバを有効にするため、レプリケートされたマスタのボリュームがマウントされ、必要なレジストリ エントリが作成されます。
- 元のリカバリ インスタンスのブート ボリュームは CA ARCserve RHA アプライアンスから切断され、削除されます。
- レプリケートされた EBS ボリュームは CA ARCserve RHA アプライアンスから切断され、フル システム EC2 リカバリ インスタンスに接続されます。
- フル システム EC2 リカバリ インスタンスが起動されます。
- フェールオーバの他の標準手順はすべて通常通り実行されます。 たとえば、DNS リダイレクションが有効になっていればそれが実行されます。
以下の図は、 2 つの EBS ボリュームがあり、オンプレミス サーバを保護するフル システム EC2 シナリオの、フェールオーバが発生する前の状態を示します。

以下の図は、フェールオーバが発生した後の動作を示します。
