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リダイレクション方式

CA ARCserve High Availability (CA ARCserve HA)は、全体に影響を及ぼすサーバ障害、すべてのデータベース サービスの障害など、重大なイベントをモニタし、自動的または簡単な操作でスイッチオーバーを開始します。

マスタ サーバを使用できなくなった場合には、そのアクティビティは自動的に、リモートのサイト(レプリカ)にスイッチオーバーされます。 スイッチオーバーは、ユーザが意識することなく、同期済みのスタンバイ データベースを直ちに起動し、最短時間で全ユーザをそちらにリダイレクトします。 クライアントやネットワークの再設定も必要ありません。

リダイレクションは、以下の方式で行われます。

注: 組み込みのリダイレクション方式に追加、あるいはそれを置き換えてユーザ定義スクリプトを適用することもできます。 カスタム、つまりカスタマイズされたリダイレクション方式を完全にサポートするには、ネットワーク トラフィック方向識別スクリプトが必要です。 カスタム スクリプトまたはバッチ ファイルは、アクティブ サーバを識別するために使用されます。 このスクリプトで、シナリオの開始時にフォワード シナリオを実行するか、バックワード シナリオを実行するかが決定されます。 このスクリプトはマスタとレプリカの両方で実行されます。0 を返す方がアクティブです。 両方から 0 が返された場合、競合が報告されます。

リダイレクション方式の選択は、保護対象のアプリケーションの要件に基づきます。あるメソッドが特定のシナリオには適用されない場合があります。 詳細については、アプリケーション別の「操作ガイド」を参照してください。

UNIX/Linux シナリオで「ホスト名の切り替え」をリダイレクション方式として使用する場合は、DNS リダイレクションも設定する必要があります。

注: Linux プラットフォーム上の IP 移動リダイレクション方式では、IP の設定に ifconfig コマンドのみを使用します。