フル システム HA シナリオでは、コンピュータ名の切り替えおよび IP リダイレクトはサポートされていません。オプションで、DNS リダイレクトを選択できます。 また、仮想マシン上で使用するネットワーク リソースをカスタマイズできます。 静的な IP を使用する場合、マップされた NIC 上の IP、ゲートウェイ DNS および WINS アドレスを指定します。
自動検出中に、ソフトウェアは DNS サーバ上のマスタ サーバ IP アドレスのみを取得します。 DNS リダイレクトをオンに設定した場合、レプリカ サーバ上の仮想マシンの IP アドレスを手動で入力する必要があります。そうしないと、スイッチオーバーが失敗します。
DNS でレプリカ サーバ上の仮想マシンの IP アドレスを手動で入力する方法
フル システム HA シナリオを開始すると、ソフトウェアは検証チェックの付いたシナリオ設定を最初に検証します。 同期中、物理マシン上の保護されているボリュームにあるデータは、レプリカ上の仮想ディスク ファイルにレプリケートされます。 ファイル、ブロックまたはボリューム レベルの同期を選択できます。 ボリューム レベル同期は LAN ベースの環境でのパフォーマンスがすぐれているので、初回の同期としてはボリューム レベル同期をお勧めします。 ただし、ボリューム レベル同期はすべてのデータをマスタからレプリカに同期するので、以降の同期としては負荷を大幅に削減できるファイル レベルまたはブロック レベル同期の実行をお勧めします。 再同期では、ブロック レベルの同期がデフォルトで使用されます。
レプリケーション中、ソフトウェアによって物理マシン上で発生したすべてのファイル システムの変更がレプリカにレプリケートされ、それらの変更が仮想ディスク上のデータに適用されます。
利用可能な操作を使用して仮想マシンを管理することができます。 これらの操作では、すべての VM リソースを開始、停止、および削除できます。
この操作を使用して、仮想マシンをその最新のシステム ステータスまたはブックマークから開始または停止します。 シナリオを作成して、マスタとレプリカを同期した後に、仮想マシンを開始または停止できます。 シナリオが実行されていないときに、この機能を使用します。 この機能はフル システムの DR および HA シナリオで利用可能です。 開始/停止はトグル メニュー項目です。
次の手順に従ってください:
[仮想マシンのセットアップ]ダイアログ ボックスが開きます。
この操作の前に、以下の点を考慮してください。
任意の時点で、シナリオの前回の状態に戻ることができます。
この操作により、アプライアンス上で新しい仮想マシンが作成および開始されます。 プラットフォームに応じて、VMware Tools などの仮想マシン ツール、統合サービス、または XenServer ツールなども仮想マシンにインストールされます。 ログインして、データが正確であり、各種サービスが動作していることを確認します。
重要: VM の起動後は、仮想化プラットフォーム管理ツール(VMware vSphere Client、Hyper-V Manager または XenCenter など)を使用して VM スナップショットを作成しないでください。 それを行うと、予期しないエラーが発生する結果になります。
フル システム シナリオを実行するときに、一時リソースの一部はディスク ファイル、スナップショット、および他のファイルとして作成されます。 この操作により、これらのリソースが削除されます。この操作はシナリオが実行されていないときに利用可能です。
次の手順に従ってください:
保護されているデータがすべて削除されるという警告が表示されます。
注: VM がすでに実行中の場合、この操作では最初に VM がシャットダウンされ、その後、VM リソースがすべて削除されます。
すべての作成済みイメージが、ディスク ファイルおよびスナップショットと共に削除されます。
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