バックアップ関連
- あるクラスタから別のクラスタにノードを移動すると、増分バックアップがフル バックアップに変換されます。
- 現象
- バックアップ ジョブ中にあるクラスタから別のクラスタにノードを移動すると、連続したバックアップ ジョブが増分バックアップではなくフル バックアップとしてトリガされて、以下のメッセージが表示されます。
- Hyper-V ホスト上の変更ブロック トラッキング(CBT)機能が非アクティブであったか、このバックアップ ジョブの提供を拒否されたため、増分バックアップを検証バックアップに変換しています。
- ただし、あるクラスタから別のクラスタにノードを移動するときにアクティブなバックアップ ジョブが実行されていない場合は、ノードを正常に移動した後に増分バックアップ ジョブを実行できます。
- 解決策
- 根本原因については、内部エラーを参照してください。詳細については、バックアップ ジョブのログを確認してください。
- RPS データ ストアがリモート共有で設定されて、そのリモート共有のパスワードが変更されると、バックアップ ジョブが失敗します。
- 現象
- RPS データ ストアがリモート共有で設定されて、データ ストアの設定後にそのリモート共有のパスワードが変更されると、バックアップ ジョブが失敗します。
- 解決策
- この問題を回避するには、リモート共有でパスワードが変更された後にプランの再展開を実行します。
- [すべてのノード]ページの[保護失敗]で[バックアップ失敗]フィルタを適用すると、バックアップ ジョブが正常に完了(ただし警告あり)しても、バックアップ ジョブのステータスが未完了になり、[バックアップ失敗 ]カテゴリのリストに表示されます。ただし、バックアップされたデータは安全にリストアできます。
- Windows 10 にアップグレードした後、または Threshold Update や Creator Update などの Microsoft アップデートを Windows 10 にインストールすると、ボリュームのトレース ドライバの上部フィルタが削除され、最初のジョブが検証バックアップに変換されます。同時に、 Arcserve UDP は自動的に BLI ドライバをインストールし、残りのジョブが増分ジョブとして実行されます。
- VSS、VDS などの COM ベースのコンポーネントが稼働している場合、バックアップ、リストア、または BMR の収集が失敗します。Windows のイベント ログに、イベント ID 10006、1503、または 6287 が表示されます。
- 現象
- イベント ログに以下のメッセージが表示されます。
- 削除の対象としてマークされているレジストリ キーに対して不正な操作を実行しようとしました。 または レジストリ ファイルは他のアプリケーションまたはサービスで使用されています。ファイルはアンロードされました。レジストリ ファイルを保持しているアプリケーションまたはサービスはこれ以降正しく機能しない可能性があります。
- 解決策
- 原因および解決策については、Microsoft サポート技術情報 2287297 を参照してください。
- ボリュームのマウントが失敗し、以下のエラー メッセージが表示されます。
- 以下のパスに復旧ポイントをマウントできませんでした: "Z:"iu。Incorrect function.
- 現象
- ドライバ文字へのセッションのマウントは失敗します。
- デスティネーションがローカル フォルダで、FAT32 ボリューム上にある場合、ドライバのマウントは、NTFS ボリューム上にキャッシュ ファイルを作成することだけをサポートします。
- 解決策
- 新しいレジストリ キーを追加し、キャッシュ ファイル パスを別のボリュームにカスタマイズします。
- 以下の手順に従います。
- AFStorHBAMgmt キーを HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine に作成します。
- 文字列値 CacheFilePath を作成します。
- 詳細情報:
- キャッシュ ファイルは、書き込み可能なボリュームがマウントされたときに、ドライバをマウントすることによって作成されます。詳細リストア カタログ/リストア ジョブについては、書き込み可能なボリュームが作成されます。Windows 8、Windows Server 2012、またはそれ以降のオペレーティング システムの上のボリュームをバックアップするセッションの場合、セッションをドライバ文字にマウントするときに、常に書き込み可能なボリュームをマウントします。
- ユーザが Arcserve UDP エージェント(Windows) UI からバックアップ ジョブをサブミットする場合、バックアップ先で復旧ポイント サーバ上のデータ ストアが使用されていると、そのバックアップ ジョブが起動しないことがあります。
- 現象
- サブミットされたバックアップ ジョブは正常に表示されます。しかし、Arcserve UDP エージェント(Windows) UI では、バックアップ ジョブがデータ ストアの最大同時ノード数設定を満たしているため、いずれのジョブ モニタも参照できません。そのバックアップ ジョブは待機キューに配置されます。
- 解決策
- Arcserve UDP コンソールを開くと、保留中のジョブ モニタがノード ビューに表示されます。
- バックアップ ジョブの実行中に Arcserve UDP エージェント(Windows)マシンが再起動された場合、Arcserve UDP エージェント(Windows)ホーム ページではそのジョブは クラッシュ としてマークされます。しかし、ジョブの最後にジョブ履歴アイテムが Arcserve UDP コンソールに送信されるため、Arcserve UDP コンソールには、このジョブのジョブ履歴が表示されません。
- 注: 再起動後、ジョブ履歴はエージェント サーバから送信されません。
- ホスト ベースのエージェントレス検証バックアップ ジョブの圧縮率が、ジョブ モニタで正しく表示されません。
- 現象
- ホスト ベースのエージェントレス検証バックアップ ジョブが実行されており、かつプランで圧縮が有効になっている場合、ジョブ モニタ上の圧縮率は実際の値よりも高く表示されます。
- 解決策
- アクティビティ ログに出力される圧縮率は、ホスト ベースのエージェントレス検証バックアップ ジョブの完了後に正しく表示されます。
- 注: エージェント バックアップ ジョブおよびホスト ベースのエージェントレス フル/増分バックアップ ジョブを含む、その他のすべてのバックアップ ジョブにはこの問題は発生しません。
- VMware VM バックアップ ジョブは正常に完了しますが、ダンプ ファイルが生成されます。
- 現象
- VMware VM のバックアップ ジョブは、Arcserve UDP コンソールで正常に終了します。ジョブは緑のアイコンでマークされ、以下のメッセージがアクティビティ ログに表示されます。
- バックアップ ジョブが正常に完了しました
- ただし、バックエンド プロセスのダンプ ファイル(例: AFBackend.exe.7912.00.dmp)がエージェントのインストール パスの BIN フォルダに生成されます。
- 例: C:\Program Files\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\BIN
- 解決策
- Arcserve UDP が VDDK への API コールを終了した場合、VDDK がクラッシュします。これはバックアップ ジョブの最終段階で発生するため、この問題は無視できます。その時点で、バックアップ ジョブはほぼ完了しており、復旧ポイントも正常にラップされます。
- バックアップ時に、一部の特定ボリュームがスキップされます。
- データ ストアをホストしていないボリュームまたはデータ ストアのパスを含まないボリュームをバックアップ ジョブはスキップし、Arcserve UDP コンソールでアクティビティ ログに警告が表示されます。
- 解決策
- パーティションの属性を確認し、正しく更新してください。
- バックアップ ジョブが繰り返し失敗します。
- 現象
- BLI ドライバがバックアップ ジョブに含まれるボリュームをモニタリングしていない場合、バックアップ ジョブはボリュームのブロック サイズを取得できず、バックアップ ログに以下のエラーが表示されます。
- CMultiBitmapManager::AFDeviceIoControl::CAFLTCTL_GET_BLOCK_SIZE failed, mserr=1.
- CVolumeChangedBitmapFromVolumeDriver::OpenVolume::CAVOLCTL_GET_BLOCK_SIZE failed, mserr=1
- 解決策
- この問題を回避するには、以下の解決法のいずれかを使用します。
- 解決策1:
- バックアップ設定から、モニタされていない特定のボリュームを除外します。
- 解決策2:
- コマンド プロンプトで以下のコマンドを実行します。
- <C:\Program Files\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\BIN\DRIVER\Afflt.exe> -e -volumeid="\\?\{VolumeGuid}" -output=<log File Path>
- 注: 上記のコマンドでは、を入力する必要があります、モニタされていないボリュームの VolumeGuid と log File Path の詳細を入力する必要があります。
- 例:
- <C:\Program Files\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\BIN\DRIVER\Afflt.exe> -e -volumeid="\\?\Volume{125024c1-0000-0000-0000-40c4e8000000}\" -output="c:\afflt.log"
- バックアップ タスクでプロキシを変更すると、バックアップ ジョブが開始されません。
- 現象
- バックアップ先を変更せずに、ホスト ベースのエージェントレス/UNC または NFS パス上のファイル バックアップ タスクのバックアップ プロキシを変更すると、バックアップ ジョブをトリガできません。アクティビティ ログには、バックアップ タスクがノードのバックアップを開始できなかったという情報が含まれています。
- バックアップが失敗した理由は、ノードが新しいプロキシに登録されていないためです。
- 解決策
- コンソールからプランを再度展開します。
現象