復旧ポイント サーバ(RPS)/データ ストア関連
- デスティネーション データ ストアの領域不足が理由でデータ ストア ビューから部分的にレプリケートされたノードをパージした後、デスティネーション データ ストアの領域を再利用できません。
- 現象
- デスティネーション データ ストアの領域不足が原因でレプリケーション ジョブが失敗した後、データ ストア ビューから部分的にレプリケートされたノードをパージすると、再利用ジョブがトリガされます。しかし、デスティネーション データ ストアの領域は解放されません。
- 解決策
- この問題を回避するには、デスティネーション データ ストアが存在するボリュームで少なくとも 2 GB の領域を解放します。再利用ジョブを実行するには、最低 2 GB の空き領域が必要です。
- RPS データストアがドライブ文字(GUID パス)のないボリュームに存在する
- 現象
- RPS サーバの再起動後、データストアが停止状態で表示され、手動で再起動しようとすると以下のエラーが表示されます。
- データ ストア パスが無効なため、データストアの起動に失敗しました。検証ファイルが存在するかどうか、およびバックアップ デスティネーション フォルダまたはデデュプリケーション フォルダのいずれかに変更がないかどうかを確認してください。
- 解決策
- RPS の再起動時にデータストアを実行状態にするには、RPS サーバで自動マウントを有効にします。自動マウントを有効にするには、「diskpart - automount」コマンドを使用します。
- 以下の手順に従います。
- 管理者特権のコマンド プロンプトを開きます。
- 管理者特権のコマンド プロンプトで「diskpart」と入力し、Enter キーを押します。
- 次に、管理者特権のコマンド プロンプトで「automount enable」と入力し、Enter キーを押します。
- 管理者特権のコマンド プロンプトを閉じます。
- 変更を適用するには、コンピュータを再起動します。
- アンチウイルス ソフトウェアによってデータ ストア ファイルが予期せず削除されます。
- 現象
- バックアップまたはレプリケーション ジョブが失敗し、以下のエラー メッセージが表示されます。
- 指定されたファイルが見つかりません。
- Windows のイベント ログを確認すると、McAfee が、データ ストア ファイル(P0000000042.data など)をトロイの木馬ウイルスの Exploit-ScriptNull として検出し、削除しています。
- 解決策
- アンチウイルス設定の除外リストに復旧ポイント サーバ(RPS)のデータ ストアの場所を設定します。
- 注: 一部のアンチウイルス ソフトウェアについては、サーバで除外リストを設定する必要があります。
- 以下の 2 つの条件が存在する場合、データ ストアの変更時にデータ ストアのハッシュ メモリは正しく表示されません。
- RPS サーバのメモリが 4 GB 以下である。
- データ ストアの作成時にハッシュ メモリの最大値を選択していない。
- リストア ビューを使用して以前の復旧ポイントを表示できません。
- 現象
- バックアップ ジョブで Windows 10 を RPS マシンとして実行している場合、リストア ビューで[リストアするファイル/フォルダの検索]オプションを参照すると、以前の復旧ポイントが表示されないことがあります。
- 解決策
- 実行中のバックアップ ジョブが終了するのを待ちます。
- サーバ名にローカライズされた文字が含まれている場合、コンソールは RPS の追加に失敗します。
- 現象
- デスティネーションで RPS にサーバ名を追加する際に、サーバ名にローカライズされた文字が含まれている場合、コンソールは RPS の追加に失敗します。
- 解決策
- この問題を回避するには、サーバ名を IP アドレスに変更します。
- RPS の再起動後も非表示ボリューム上でホストされているデータストアを起動できない
- 現象
- この問題は、RPS を再起動した後でも非表示ボリュームが自動マウントされない Windows 2019 で発生します。GUID は変更されませんが、自動マウントの問題によりデータストアが停止します。
- 解決策
- この問題を回避するには、アクセスできないすべての非表示ボリュームに対して以下の「mountvol」コマンドを使用します。
- mountvol <パス/新しいドライブ文字:> <GUID>
- mountvol <パス/新しいドライブ文字:> /D