リストア関連
- エージェントレス VM を別の場所にリストアすると、[仮想マシンをクラスタに追加]チェック ボックスが無効になっている場合でも、仮想マシンが Hyper-V クラスタに自動的に追加されます。
- 現象
- エージェントレス VM を別の場所にリストアしている場合、Hyper-V クラスタに対する[仮想マシンをクラスタに追加]チェック ボックスが無効になっていても、仮想マシンは自動的にクラスタに追加されます。以下のメッセージがアクティビティ ログに表示されます。
- 仮想マシンをクラスタに追加しています...
- 解決策
- この問題を回避するには、フェールオーバ クラスタ マネージャを使用して、手動で VM をクラスタから切断します。
- UDP 9.2 でリストア(ファイル レベル リストア/ベア メタル復旧/復旧ポイントのマウント)を実行する場合に、LiveCD ベースの Linux バックアップ サーバ(LBS)が RPS に接続できません。
- 現象
- LiveCD UI から RPS に接続すると、Linux バックアップ サーバが RPS に接続できず、以下のエラーが発生します。
- RPS への接続に失敗しました
- 解決策
- UDP 9.2 で LiveCD を LBS として使用している場合にこの問題を回避するには、LiveCD の起動後に LiveCD CLI にログインしてから以下のコマンドを実行します。
- . /opt/Arcserve/d2dserver/bin/setenv
- echo 'something' | d2dutil --encrypt
- /opt/Arcserve/d2dserver/bin/d2dserver restart
- キー ペア ファイルが /root/.ssh フォルダに生成され、ファイル レベル リストア/ベア メタル復旧/復旧ポイントのマウントが成功します。
- Linux バックアップ サーバが RHEL/Oracle/Alma/Rocky Linux 9.x にインストールされている場合、ファイルのリストアが失敗します。
- 現象
- Linux バックアップ サーバが RHEL/Oracle/Alma/Rocky Linux 9.x にインストールされている場合、ファイルのリストアが失敗し、以下のエラーがバックアップ サーバの UI に表示されます。
- /etc/fstab does exist (/etc/fstab が存在します)
- 解決策
- この問題を回避するには、以下を行います。
- Linux バックアップ サーバで /etc/lvm/lvm.conf ファイルを開きます。
- devices セクションで以下の値を設定します。
- use_devicesfile=0
- ファイルを保存し、リストア ジョブを実行します。
- REFs ボリュームのマウントに失敗し、「サーバに接続できませんでした」というエラーが表示されます。[OK]をクリックして終了します。この問題を回避するには、保護されたソースに KB4587735 および KB4592440 を必ずインストールします。
- バケットの地域にアイルランドが設定されません。
- 現象
- Arcserve クラウド: バケットの地域がアイルランドの場合、バケットの地域が設定されず、Amazon S3 にバックアップされます。
- 解決策
- 解決策については、KB 記事を参照してください。
- リモート共有フォルダへのファイルのリストアが失敗します。
- 現象
- リストア先がリモート共有フォルダ(\\FileServer\ShareFolder\RestDes など)で、バックアップ先が同じパスのリモート共有フォルダ(\\FileServer\ShareFolder\RestDest など)である場合、リストアが失敗し、以下のエラーがアクティビティ ログに表示されます。
- アクセスが拒否されました。
- 解決策
- ルート共有フォルダへの接続に使用されるユーザ アカウントが許可リストに含まれていない場合、リストア先フォルダに対して使用するアカウントにかかわらず、リストア ジョブは失敗します。
- 接続を確立するためにバックアップ先に対して割り当てられているユーザ アカウントを、ルート共有フォルダの許可リストに追加します。また、そのユーザ アカウントがファイルをリストアするための適切な権限を持っていることを確認します。
- ユーザ アカウントをバックアップ オペレータ グループに追加し、セキュリティ制限を無効にする権限を提供します。(85126)
- オペレーティング システムをアップグレードした後、Arcserve UDP エージェント(Windows)からファイルをリストアする場合に、暗号化パスワードまたはセッション パスワードを再入力することが必要になる場合があります。
- 現象
- 復旧ポイントに対して暗号化が有効な場合、現在のサーバからバックアップされた復旧ポイントに対してはパスワードを入力する必要はありません。ただし、Windows OS をアップグレード(たとえば、Windows Server 2008 から Windows Server 2008 R2 に)した場合、パスワードは Arcserve UDP エージェント(Windows)ユーザ インターフェースに自動的に入力されないため、パスワードを再入力する必要があります。
- 解決策
- 復旧ポイントの暗号化パスワードまたはセッション パスワードを記録し、取り出しやすく安全な場所に保管してください。
- リストア プロセス中に VMDK ファイルを開けません。
- 現象
- VMware 仮想マシンをリストアする際に、以下のエラー メッセージが発生します。
- このファイルへのアクセス権がありません。詳細については、リストア デバッグ ログを参照してください。必要に応じて Arcserve サポートまでお問い合わせください。
- リストア デバッグ ログで以下のログ エントリを参照できます。
- [VDDKLOG] CnxAuthdConnect: Returning false because SSL verification requested and target authd does not support SSL
- [VDDKLOG] CnxConnectAuthd: Returning false because CnxAuthdConnect failed
- [VDDKLOG] Cnx_Connect: Returning false because CnxConnectAuthd failed
- [VDDKLOG] Cnx_Connect: Error message: SSL required
- 解決策
- このエラーは、VMware ESX ホスト上で SSL 認証が無効になっているために発生します。このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法を使用します。
- vSphere クライアントを使用
- VMware vCenter/ESX サーバにログインします。
- [Configuration] - [Advanced settings] - [config] - [defaults-security]をクリックします。
- ESX サーバ設定を開きます。
- 以下のオプションを有効にします:
- config.defaults.security.host.ruissl
- コマンド ライン インターフェースを使用
- SSH を使用して VMware ESX ホストに接続します。
- config ファイルを開きます。
- /etc/vmware/config
- security.host.ruissl エントリを TRUE に設定します。
- ファイルを保存して、管理エージェントを再起動します。
- SSL 認証が有効になります。
- Arcserve UDP エージェント UNC パス リストア UI、およびツリー単位のバックアップ UNC パス リストア UI に、Z: ボリュームを含む復旧ポイントが表示されます。
- 現象
- Arcserve UDP エージェント UNC パス リストア UI、およびツリー単位のバックアップ UNC パス リストア UI の参照時に、Z: ボリュームを含む復旧ポイントが UI に表示されます。
- 解決策
- サーバは影響を受けないので、ボリューム名 Z: は無視できます。