復旧ポイントの確認オプションを表示する方法
注: 復旧ポイントの確認オプションは、エージェントレス バックアップでのみ使用できます。
Arcserve UDP 7.0 バージョンから、復旧ポイントの確認機能はデフォルトでプラン ウィザードに表示されなくなりました。データの問題を検出するにはアシュアード リカバリ タスクを使用することをお勧めします。詳細については、「アシュアード リカバリを設定する方法」を参照してください。必要に応じて、引き続きこのオプションを使用してデータの確認を実行でき、プラン ウィザードで表示できます。
以下の手順に従います。
- UDP コンソールにログインします。
- UDP コンソールのインストール フォルダに移動します。例: C:\Program Files\Arcserve\Unified Data Protection\Management\Configuration。
- テキスト エディタを使用して ConsoleConfiguration.xml ファイルを開きます。
- <AgentlessBackup> セクションで下記のテキストを見つけます。
- 値を false から true に変更します。
- ファイルを保存して終了します。
- UDP コンソール管理サービスを再起動して設定を有効にします。
<recoveryPointCheck>false</recoveryPointCheck>
- 以下の種類のボリュームはサポートされていないため、[Recovery Point Check]でスキップされます。
- ファイル システムの種類が NTFS ではないボリューム
- 種類がパリティ付きストライプであるボリューム
- ストレージ プール内のボリューム
- chkdsk コマンドは、ファイル システムの問題をすべて検出できる訳ではありません。復旧ポイント チェックに合格しても、復旧ポイントが破損している可能性があります。
- ゲスト OS のファイル システムのサイズに応じて、chkdsk コマンドに長い時間がかかることがあります。chkdsk はバックアップ プロキシ サーバ上の多量のシステム メモリを使用するため、プロキシ サーバのパフォーマンスに影響します。その結果、バックアップ ジョブが完了するまでの時間が長くなります。最悪のケースとして、バックアップ プロキシ サーバのシステム メモリがすべて消費される可能性があり、特に多数の同時バックアップ ジョブがある場合は、サーバが応答しなくなる可能性があります。復旧ポイントのチェック自体ではシステム メモリ使用率をモニタでき、メモリ使用率がしきい値に達すると、復旧ポイントのチェックは一時停止し、システム メモリを一部解放します。ただし、ベスト プラクティスとして、必要な場合または強力なバックアップ プロキシ サーバがある場合を除き、このオプションを無効にします。あるいは、複数のプランを作成し、プランごとに異なるプロキシ サーバを指定することにより、複数のプロキシ サーバに負荷を分散することもできます。
- バックアップがクラッシュ コンシステントである場合は、chkdsk が問題を検出する可能性が高くなります(クラッシュ コンシステント バックアップの性質のため)。ベスト プラクティスとして、クラッシュ コンシステント バックアップに対して、このオプションを有効にしないでください。
- 復旧ポイントの確認オプションを有効にしても次のバックアップ ジョブが検証バックアップ ジョブに変換されないようにする場合は、プロキシ サーバのレジストリで CheckRecoveryPointIgnoreError という名前の DWORD 値を作成し、その DWORD 値を 1 に設定します。DWORD 値は以下の場所に作成します。
- DWORD は、現在のプロキシ サーバで実行されているすべてのバックアップ ジョブに適用可能です。特定の仮想マシンの動作を制御する場合は、以下の場所で値を設定することができます。
- 復旧ポイントの確認で問題が検出されたら、バックアップ ジョブが失敗するようにする場合(データの問題にすぐに気付けるように)、プロキシ サーバのレジストリで CheckRecoveryPointDontFailJob という DWORD 値を作成し、DWORD 値を 0 に設定します。DWORD 値は以下の場所に作成します。
- DWORD は、現在のプロキシ サーバで実行されているすべてのバックアップ ジョブに適用可能です。特定の仮想マシンの動作を制御する場合は、以下の場所で値を設定することができます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFBackupDll
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFBackupDll\<VM GUID>
注: VM レベルとプロキシ レベルの両方のレジストリでレジストリ キーを追加した場合、VM レベルのレジストリの設定がプロキシ レベルのレジストリの設定よりも優先されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFBackupDll
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFBackupDll\<VM GUID>
注: VM レベルとプロキシ レベルの両方のレジストリでレジストリ キーを追加した場合、VM レベルのレジストリの設定がプロキシ レベルのレジストリの設定よりも優先されます。