プランへの復旧ポイント コピー タスクの追加
復旧ポイント コピー タスクによって、復旧ポイントがバックアップ先からクラウド、共有フォルダまたはローカル ボリュームにコピーされます。
注: バックアップ ジョブの進行中にプランを一時停止すると、バックアップ ジョブが完了されて、復旧ポイントのコピー ジョブは開始されません。再びプランを再開する際に、復旧ポイントのコピー ジョブは自動的に再開されません。手動で別のバックアップ ジョブを実行して復旧ポイントのコピー ジョブを開始する必要があります。
以下の手順に従います。
- 左ペインで[タスクの追加]をクリックします。
- 新しいタスクは左ペインに追加されます。
- [タスクの種類]ドロップダウン リストで、[復旧ポイントのコピー]を選択します。
- [復旧ポイントのコピー]タスクが追加されます。復旧ポイントのコピー(CRP)タスクで[ソース]タブを設定する必要はありません。また、バックアップ タスクからバックアップ先を表示することもできます。
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- 注: 以下のレジストリ キーを使用して、カスタマイズされた場所への復旧ポイントのコピー パスを設定します。
- パス: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFCopySession
- キー名: LocalTempPath
- キーの種類: REG_SZ (文字列)
- キー値: "Local_disk_path"
- [ソース]タブで、スケジュールを選択します。
- [コピー設定]タブで、以下の詳細を入力します。
- Amazon S3
- Wasabi Hot Cloud Storage
- Nutanix Objects
- 注:
- Amazon S3 および Wasabi Hot Cloud Storage の場合:
- オブジェクト ロック オプションは、新しいバケットに対してのみ有効にできます。
- プランを変更する際は、以下の点を考慮してください。
- オブジェクト ロックを有効にしてプランを作成すると、[Enable Object Lock (オブジェクト ロックを有効にする)]チェック ボックスが無効になり、[オブジェクト ロック設定]ボタンが有効になります。[オブジェクト ロック設定]ボタンを使用して、保存モードと保存期間を変更できます。
- オブジェクト ロックを無効にしてプランを作成すると、[Enable Object Lock (オブジェクト ロックを有効にする)]チェック ボックスと[オブジェクト ロック設定]ボタンが無効になります。
- Nutanix Objects の場合:
- オブジェクト ロック オプションは、古いバケットと新しいバケットに対して有効にできます。
- プランを変更する際は、以下の点を考慮してください。
- オブジェクト ロックを有効にしてプランを作成する場合、[Enable Object Lock (オブジェクト ロックを有効にする)]チェック ボックスを無効にすることはできません。[オブジェクト ロック設定]ボタンを使用すると、保存期間の延長のみができます。
- オブジェクト ロックを無効にしてプランを作成する場合、[Enable Object Lock (オブジェクト ロックを有効にする)]チェック ボックスを有効にして、オブジェクト ロック設定を構成できます。
- オブジェクト ロック オプションを有効にすると、[スケジュール]タブの保存設定は適用されません。
- [スケジュール]タブをクリックして、ジョブのスケジュールを指定します。
- スケジュール オプションを使用して、復旧ポイントの複数のスケジュールを追加できます。また、以下の事項を考慮してください。
- スケジュールが設定されていない場合、復旧ポイントのコピー ジョブはバックアップ ジョブが完了した直後に実行されます。
- 復旧ポイントのコピーの開始時刻と終了時刻を設定できるようになりました。
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- CRP は、常に特定の時点で使用可能なセッションを確認しようとします。
- 指定した期間中に、[ソース]タブで設定されているバックアップ セッションが利用可能な場合、CRP はセッションそれぞれのデスティネーションにコピーします。
- また、日次、週次、および月次の保持ポイント数を設定できます。
- 注: 成功したバックアップの数は、設定されている日単位、週単位、月単位のバックアップすべてに対してカウントされます。
- [変更の保存]をクリックします。
- 変更が保存され、復旧ポイント コピー タスクが自動的にノードに展開されます。
Destination Type (デスティネーションの種類)
デスティネーションのタイプを指定します。クラウド ストレージ、ローカル ディスク、共有フォルダなどのいずれかのオプションを選択できます。デスティネーションの種類として、復旧ポイント サーバを選択することはできません。

デスティネーションの詳細を入力する必要があります。
デスティネーション
復旧ポイントのコピーの保存先を指定します。
注: 矢印をクリックして指定したデスティネーションを検証します。矢印は、デスティネーションを入力すると表示されます。

クラウド サービスを選択し、クラウド ストレージを追加する必要があります。
ディレクトリ構造の詳細については、「S3 クラウド バケットの復旧ポイント ディレクトリ構造」を参照してください。
クラウド サービス
複数の利用可能なストレージ サービスから、いずれかのオプションを選択できます。
クラウド ストレージ
選択したストレージ サービスのクラウド アカウントを選択できます。ドロップダウン リストにアカウントを表示されない場合は、[追加]をクリックしてアカウントを追加します。
Enable Object Lock (オブジェクト ロックを有効にする)
オブジェクト ロック機能を使用してクラウド ストレージを保護できます。クラウド サービスとして以下を選択すると、[Enable Object Lock (オブジェクト ロックを有効にする)]チェック ボックスが表示されます。
[Enable Object Lock (オブジェクト ロックを有効にする)]チェック ボックスをオンにすると、[オブジェクト ロック設定]ボタンが有効になります。オブジェクト ロックのチェック ボックスを有効にした後に、オブジェクト ロック設定の構成を行う必要があります。オブジェクト ロック設定の構成方法の詳細については、「クラウド サービスのオブジェクト ロック設定の構成」を参照してください。
圧縮
復旧ポイントのコピーの圧縮レベルを指定します。圧縮は、通常、ディスク容量の使用率を減らすために実行されますが、CPU 使用率が増加するため、バックアップ速度が低下するという影響があります。使用可能なオプションは、以下のとおりです。
圧縮なし - 圧縮は実行されません。ファイルは純粋な VHD です。このオプションを使用すると、CPU 使用率は最も低くなります (最も高速で動作します)。ただし、バックアップ イメージのディスク容量の使用率は最大になります。
圧縮なし - VHD - 圧縮は実行されません。ファイルは .vhd 形式に直接変換されます。手動操作は必要ありません。このオプションを使用すると、CPU 使用率は最も低くなります (最も高速で動作します)。ただし、バックアップ イメージのディスク容量の使用率は最大になります。
標準圧縮 - 標準圧縮が実行されます。このオプションを使用すると、CPU 使用率とディスク容量使用率のバランスを適度に調節します。これはデフォルトの設定です。
最大圧縮 - 最大圧縮が実行されます。このオプションを使用すると、CPU 使用率が最も高くなります(最も低速で動作します)。ただし、ディスク容量の使用率は、最小になります。
注: バックアップ イメージに圧縮可能でないデータ(JPG イメージ、ZIP ファイルなど)が含まれている場合、それらのデータを処理するために、追加のストレージ スペースを割り当てることができます。そのため、圧縮オプションを選択していて、バックアップに圧縮可能でないデータがある場合、実際にはディスク容量の使用率が増大する場合があります。
暗号化アルゴリズム
復旧ポイントのコピーに使用される暗号化アルゴリズムの種類を指定します。利用可能なオプションは、暗号化なし、AES-128、AES-192、および AES-256 です
暗号化パスワード
デスティネーション セッションを暗号化するために使用する暗号化パスワードを指定します。復旧ポイントのコピーからリストアする場合、このパスワードを入力して認証を確認する必要があります。
暗号化パスワードの確認
パスワードを再入力します。
復旧ポイント コピー プランが正常に作成され、展開されました。