プランへの仮想スタンバイ タスクの追加
バックアップ データを仮想マシン形式に変換して仮想マシンを作成するために、Azure に対する仮想スタンバイ タスクを作成します。仮想スタンバイ機能は、ソース ノードがダウンすると同時に仮想マシンがソース ノードを引き継げるように、ソース ノードのハートビートもモニタします。
注:
- 仮想スタンバイは、ホスト ベースのエージェントレス仮想マシンから作成された復旧ポイント スナップショットの電源を自動的にオンにすることはできません。
- プランを一時停止すると、仮想スタンバイ ジョブは開始されません。プランを再開しても、仮想スタンバイ ジョブが自動的に再開されることはありません。この仮想スタンバイ ジョブを開始するには、手動で別のバックアップ ジョブを実行する必要があります。また、プランが一時停止されている場合は、[仮想スタンバイの一時停止/再開]オプションは使用可能になりません。プランの一時停止後に仮想マシンを自動的に開始したくない場合は、手動でノード用のハートビートを一時停止する必要があります。
以下の手順に従います。
- 左ペインから[タスクの追加]をクリックします。
- 新しいタスクは左ペインに追加されます。
- [タスクの種類]ドロップダウン メニューで、[仮想スタンバイ]を選択します。
- 仮想スタンバイ タスクが追加されます。
- [ソース]タブから、仮想スタンバイ タスクで使用するソースを 1 つ選択します。
- [仮想化サーバ]タブをクリックし、仮想化サーバおよびモニタリング サーバの詳細を入力します。
- モニタ サーバとして物理コンピュータまたは仮想マシンを使用できます。
- モニタ サーバとしてバックアップ ソース サーバを使用することはできません。
- ノードがリモート復旧ポイント サーバからレプリケートされている場合、または仮想スタンバイ タスクのソースが別のサイトにレプリケートされたものである場合、モニタ サーバの設定は必要ありません。
- 仮想スタンバイ ソースはレプリケーション タスクであり、Azure 内のレプリケーション ターゲット RPS である場合、モニタ サーバの設定は必要ありません。
- [仮想マシン]タブをクリックし、[VM ベーシック設定]、[VM データ ストア(VMware 用)]、[VM パス(Hyper-V 用)]および[VM ネットワーク]に詳細を入力します。
- [拡張]タブをクリックし、以下の詳細を指定します。
- 各ジョブのアップロード スレッド数: デフォルト値: 4
- 各スレッドのバッファ サイズ: デフォルト値: 4096 KB
- ソース マシンのハートビートがない場合 -- モニタ サーバがソース サーバからのハートビートを検出しない場合、仮想スタンバイはアラート通知を送信します。
- 自動電源オンが設定されたソース マシンに対して VM の電源がオンになった場合 -- ハートビートが検出されない場合に自動的に電源がオンになるよう設定された仮想マシンの電源をオンにした場合、仮想スタンバイはアラート通知を送信します。
- 手動電源オンが設定されたソース マシンに対して VM の電源がオンになった場合 -- 仮想マシンの電源を手動でオンにした場合、仮想スタンバイはアラート通知を送信します。
- 仮想スタンバイ エラー/失敗/クラッシュ -- 変換処理中に発生したエラーを検出した場合、仮想スタンバイはアラート通知を送信します。
- 仮想スタンバイは成功しました -- 仮想マシンで正常に電源がオンになったことを検出した場合、仮想スタンバイはアラート通知を送信します。
- 仮想スタンバイが復旧ポイント スナップショットから正常に開始しなかった場合 -- 仮想マシンの電源が自動的にオンにならず、[自動的に仮想マシンを開始する]オプションが指定されていることを検出した場合、仮想スタンバイはアラート通知を送信します。
- [保存]をクリックします。
- 変更が保存され、仮想スタンバイ タスクが自動的に仮想スタンバイ サーバに展開されます。
- 注: 仮想スタンバイ タスクが完了すると、仮想マシンのスタンバイ ボリュームが作成されます。スタンバイ仮想マシンは、Arcserve UDP から仮想マシンの電源が投入された後にのみ作成されます。
仮想化の種類 - Azure
仮想化の種類
仮想化の種類として Azure を指定します。
アカウント名
既存の Azure アカウントを選択します。[追加]をクリックして新規アカウントを追加することもできます。
詳細については、「クラウド アカウントを追加する方法」を参照してください。
リソース グループ
リソース グループを指定します。Azure 内にリソース グループが必要です。
手順については、Azure のリソース グループに関する Microsoft ドキュメントを参照してください。
地域
スタンバイ VM を配置する Azure リージョンを選択します。リージョンの詳細については、Azure のリージョンに関するドキュメントを参照してください。
モニタ
ソース サーバのステータスをモニタするサーバのホスト名を指定します。
注:
ユーザ名
モニタリング システムにログインするためのユーザ名を指定します。
パスワード
モニタリング システムにログインするためのユーザ名用のパスワードを指定します。
プロトコル
Arcserve UDP とモニタ サーバ間の通信に使用するプロトコルとして、HTTP または HTTPS を指定します。
ポート
Arcserve UDP とモニタ サーバ間のデータ転送に使用するポートを指定します。
VM 名プレフィックス
Azure 上の仮想マシンの表示名に追加するプレフィックスを指定します。
デフォルト値: UDPVM_
復旧ポイント スナップショット
スタンバイ仮想マシンの復旧ポイント スナップショット(復旧ポイント)の数を指定します。Azure の場合、復旧ポイント スナップショットの最大数は 29 です。
デフォルト値: 5
変換されなかったすべてのセッションを単一の復旧ポイント スナップショットに統合
次にスケジュールされている VSB ジョブを実行するときに、変換されなかったすべてのセッションを組み合わせて単一の復旧ポイント スナップショットに変換するかどうかを指定します。
デフォルト: 選択
仮想マシンのサイズ
Microsoft Azure では多様な仮想マシンのサイズが用意されており、さまざまなユース ケースに合わせて最適化されています。これらの仮想マシンでは、CPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク容量の組み合わせが異なります。仮想マシンのサイズと各サイズによってコンピューティング ニーズを満たす方法の詳細については、「Azure の Windows 仮想マシンのサイズ」を参照してください。
注: Microsoft Azure は、第 1 世代と第 2 世代の両方の VM をサポートしています。第 1 世代(V1)の VM とは MBR ベースのソース マシンのことを指し、第 2 世代(V2)の VM とは UEFI ベースのソース マシンのことを指します。
BIOS ブート ソース ノード
ドロップダウン リストから、必要に応じて BIOS ブート ソース ノードの仮想マシン サイズを選択します。
UEFI ブート ソース ノード
ドロップダウン リストから、必要に応じて UEFI ブート ソース ノードの仮想マシン サイズを選択します。
ストレージ アカウント名
ストレージ アカウント名を選択します。Azure 内にストレージ アカウント名が必要です。ストレージ アカウントの種類として、Storage (汎用 v1)または StorageV2 (汎用 v2)を選択します。詳細については、Azure のストレージ アカウントに関する Microsoft ドキュメントを参照してください。
仮想ネットワーク
仮想ネットワークを選択します。Azure 内に仮想ネットワークが必要です。詳細については、Azure の仮想ネットワークに関する Microsoft ドキュメントを参照してください。
注: ソース マシンの IP アドレスをスタンバイ VM に自動的に継承させることはできません。
サブネット
選択した仮想ネットワークに従ってサブネットを選択します。Azure 内にサブネットが必要です。詳細については、Azure のサブネットに関する Microsoft ドキュメントを参照してください。
ネットワーク セキュリティ グループ
ネットワーク セキュリティ グループを選択します。Azure 内にネットワーク セキュリティ グループが必要です。関連するポート(リモート デスクトップ用に 3389、Arcserve UDP 通信用に 8014、8015 など)を開くセキュリティ グループ ルールを設定します。手順については、ネットワーク セキュリティ グループに関する Microsoft ドキュメントを参照してください。
パブリック IP の自動割り当ての有効化
パブリック IP の自動割り当てが有効になっている場合は、スタンバイ VM が Azure で起動したときに、パブリック IP がスタンバイ VM に自動的に割り当てられます。
自動的に仮想マシンを開始する
仮想マシンを自動的に開始するかどうかを指定します。
注: このオプションは、ホスト ベース仮想マシン ノード、リモート復旧ポイント サーバからレプリケートされたノード、仮想スタンバイ タスクのソースが別のサイトにレプリケートされるものである場合は使用できません。仮想スタンバイ ソースはレプリケーション タスクであり、Azure 内のレプリケーション ターゲット RPS です。
タイムアウト
復旧ポイント スナップショットの電源がオンになる前に、モニタ サーバでハートビートを待機する必要がある時間を指定します。
周期
ソース サーバがハートビートをモニタ サーバに伝える周期を指定します。
例: 指定されたタイムアウト値は 60 です。指定された周期の値は 10 です。ソース サーバは、10 秒の間隔でハートビートを伝えます。モニタ サーバで、最後にハートビートが検出されてから 60 秒以内に次のハートビートを検出しない場合、モニタ サーバは最新の復旧ポイント スナップショットを使用して仮想マシンの電源をオンにします。
ジョブ パラメータのカスタマイズ
以下のオプションのジョブ パラメータをカスタマイズすることができます。
電子メール アラートの有効化
指定した設定に従って電子メール アラートを受信します。このオプションを選択すると、電子メール アラートのさらに多くのカテゴリが選択できるようになります。
注: リモート復旧ポイント サーバからレプリケートされたノードの場合、または仮想スタンバイ タスクのソースが別のサイトにレプリケートされるものである場合、このオプションは使用できません。
注: リモート復旧ポイント サーバからレプリケートされたノードの場合、または仮想スタンバイ タスクのソースが別のサイトにレプリケートされるものである場合、このオプションは使用できません。また、このオプションは、ホスト ベースの仮想マシン ノードに対しても使用できません。
仮想スタンバイから Azure にプランを正常に作成、展開しました。