Hyper-V に対する仮想スタンバイを作成する方法
バックアップ データを仮想マシン形式に変換して仮想マシンを作成するために、仮想スタンバイ タスクを作成します。仮想スタンバイ機能は、ソース ノードがダウンすると同時に仮想マシンがソース ノードを引き継げるように、ソース ノードのハートビートもモニタします。
注:
- 仮想スタンバイは、ホスト ベースのエージェントレス仮想マシンから作成された復旧ポイント スナップショットの電源を自動的にオンにすることはできません。
- プランを一時停止すると、仮想スタンバイ ジョブは開始されません。プランを再開しても、仮想スタンバイ ジョブが自動的に再開されることはありません。この仮想スタンバイ ジョブを開始するには、手動で別のバックアップ ジョブを実行する必要があります。また、プランが一時停止されている場合は、[仮想スタンバイの一時停止/再開]オプションは使用可能になりません。プランの一時停止後に仮想マシンを自動的に開始したくない場合は、手動でノード用のハートビートを一時停止する必要があります。
以下の手順に従います。
- 左ペインから[タスクの追加]をクリックします。
- 新しいタスクは左ペインに追加されます。
- [タスクの種類]ドロップダウン メニューで、[仮想スタンバイ]を選択します。
- 仮想スタンバイ タスクが追加されます。
- [ソース]タブから、仮想スタンバイ タスクで使用するソースを 1 つ選択します。
- [仮想化サーバ]タブをクリックし、仮想化サーバおよびモニタリング サーバの詳細を入力します。
- 注: Hyper-V システムを検証するには、[接続]をクリックします。
- [仮想マシン]タブをクリックし、[VM ベーシック設定]、[VM パス(Hyper-V 用)]、[VM ネットワーク]に詳細を入力します。
- [詳細設定]タブをクリックし、以下の詳細を指定します。
- ソース マシンのハートビートがない場合 -- モニタ サーバがソース サーバからのハートビートを検出しない場合、仮想スタンバイはアラート通知を送信します。
- 自動電源オンが設定されたソース マシンに対して VM の電源がオンになった場合 -- ハートビートが検出されない場合に自動的に電源がオンになるよう設定された仮想マシンの電源をオンにした場合、仮想スタンバイはアラート通知を送信します。
- 手動電源オンが設定されたソース マシンに対して VM の電源がオンになった場合 -- 仮想マシンの電源を手動でオンにした場合、仮想スタンバイはアラート通知を送信します。
- 仮想スタンバイ エラー/失敗/クラッシュ -- 変換処理中に発生したエラーを検出した場合、仮想スタンバイはアラート通知を送信します。
- 仮想スタンバイは成功しました -- 仮想マシンで正常に電源がオンになったことを検出した場合、仮想スタンバイはアラート通知を送信します。
- 仮想スタンバイが復旧ポイント スナップショットから正常に開始しなかった場合-- 仮想マシンの電源が自動的にオンにならず、[自動的に仮想マシンを開始します]オプションが指定されていることを検出した場合、仮想スタンバイはアラート通知を送信します。
- ハイパーバイザがアクセス不可能 -- ESX Server システムまたは Hyper-V システムと通信できないことを検出した場合、仮想スタンバイはアラート通知を送信します。
- VM ストレージ空き容量が次の値より少ない -- 定義されたハイパーバイザ パス上のディスク空き容量が十分でないことが検出された場合、仮想スタンバイはアラート通知を送信します。これが検出されるのは、ディスク空き容量がユーザ定義のしきい値を下回った場合です。しきい値は、ボリュームの絶対値(MB)またはその容量の割合として定義できます。
- [保存]をクリックします。
- 変更が保存され、仮想スタンバイ タスクが自動的に仮想スタンバイ サーバに展開されます。
Hyper-V ホスト名
Hyper-V システムのホスト名を指定します。
ユーザ名
Hyper-V システムへのログインに必要なユーザ名を指定します。
注: 指定するアカウントは、Hyper-V システム上の管理者アカウントまたは管理者権限を持つアカウントである必要があります。
パスワード
Hyper-V システムへのログインに必要なユーザ名のパスワードを指定します。
プロトコル
サーバと Hyper-V Server システム(モニタ サーバ)との間で通信に使用するプロトコルとして、HTTP または HTTPS を指定します。Arcserve UDP
ポート
サーバと Hyper-V Server システム(モニタ サーバ)との間でデータ転送に使用するポートを指定します。Arcserve UDP
以下の仮想マシン オプションを適用します。
基本設定
以下の基本設定を指定します。
VM 名プレフィックス
Hyper-V システム上の仮想マシンの表示名に追加するプレフィックスを指定します。
デフォルト値: UDPVM_
CPU 数
スタンバイ仮想システムによってサポートされる最小および最大の CPU 数を指定します。
メモリ
スタンバイ仮想マシンに割り当てられる RAM の総量を MB 単位で指定します。
注: 指定する RAM の量は 4 の倍数である必要があります。
復旧ポイント スナップショット
スタンバイ仮想マシンの復旧ポイント スナップショットの数を指定します。Hyper-V 仮想化サーバの場合、復旧ポイント スナップショットの最大数は 24 です。
すべての仮想ディスクが同じパスを共有する
変換データを格納する Hyper-V サーバ上の場所を指定するには、このオプションをオンにします。
各仮想ディスクの変換データを格納する Hyper-V サーバ上の場所を指定する場合は、このチェック ボックスをオフにします。
注: Arcserve UDP ソリューションは圧縮したボリューム、およびファイル システムによって暗号化されたボリューム上での仮想ディスク イメージ(VHD/VHDX ファイル)の作成をサポートしません。指定されたパスが圧縮または暗号化された Hyper-V ボリュームに存在する場合、Arcserve UDP では仮想スタンバイ タスクを作成できません。
VM ネットワーク
仮想マシンと通信するために Hyper-V サーバが使用する NIC、仮想ネットワーク、およびパスを定義します。以下のオプションのうちの 1 つを指定し、必要なフィールドに入力します。
前回のバックアップのソースと同じ数のネットワーク アダプタ
仮想ネットワークに仮想 NIC をマップする方法を定義するには、このオプションをオンにします。仮想マシンに仮想 NIC および仮想ネットワークが含まれる場合は、このオプションを指定します。
NIC が通信に使用する仮想ネットワークの名前を定義する場合は、このチェック ボックスをオフにします。
自動的に仮想マシンを開始する
仮想マシンを自動的に開始するかどうかを指定します。
注: このオプションは、ホスト ベース仮想マシン ノードおよびリモート復旧ポイント サーバからレプリケートされたノードでは使用できません。仮想スタンバイ タスクのソースは別のサイトにレプリケートされたものです。
タイムアウト
復旧ポイント スナップショットの電源がオンになる前に、モニタ サーバでハートビートを待機する必要がある時間を指定します。
周期
ソース サーバがハートビートをモニタ サーバに伝える周期を指定します。
例: 指定されたタイムアウト値は 60 です。指定された周期の値は 10 です。ソース サーバは、10 秒の間隔でハートビートを伝えます。モニタ サーバで、最後にハートビートが検出されてから 60 秒以内に次のハートビートを検出しない場合、モニタ サーバは最新の復旧ポイント スナップショットを使用して仮想マシンの電源をオンにします。
電子メール アラートの有効化
指定した設定に従って電子メール アラートを受信します。このオプションを選択すると、電子メール アラートのさらに多くのカテゴリが選択できるようになります。
注: リモート復旧ポイント サーバからレプリケートされたノードの場合、または仮想スタンバイ タスクのソースが別のサイトにレプリケートされるものである場合、このオプションは使用できません。
注: リモート復旧ポイント サーバからレプリケートされたノードの場合、または仮想スタンバイ タスクのソースが別のサイトにレプリケートされるものである場合、このオプションは使用できません。また、このオプションは、ホスト ベースの仮想マシン ノードに対しても使用できません。
仮想スタンバイ プランが正常に作成され、展開されました。