同時バックアップ数の制限の定義
同時に実行されるバックアップ ジョブ数の制限を定義することができます。この機能を使用することにより、お使いのバックアップ環境内のホスト ベース VM バックアップ プロキシ サーバのパフォーマンスを最適化できます。デフォルトでは、ホスト ベース VM バックアップは、最大 4 件の VMware VM バックアップ ジョブ、10 件の Hyper-V VM バックアップ ジョブ、および 4 件の Nutanix AHV VM バックアップ ジョブを同時に実行できます。プロキシ サーバに関連付けられた仮想マシンが多く存在する環境では、同時に多くのバックアップが実行されると、ネットワークおよびバックアップのパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。
注: 同時に実行されるジョブの数が定義された制限を超えた場合、制限を超えたジョブはジョブ キューに入ります。
注: VMware の同時バックアップ ジョブ数の最大数が ESX サーバの接続制限を超えていると、ESX サーバとバックアップ プロキシの間で通信エラーが発生し、ESX サーバ データ ストアのファイル システムがロックされたままになることがあります。このような場合は、ESX サーバを再起動するか、ロックされた仮想マシンを別のデータ ストアにマイグレートして VM のロックを解除します。詳細については、VMware ドキュメント(VMware KB: 1022543)を参照してください。
以下の手順に従います。
- Arcserve UDP 仮想マシン プロキシ システムにログインします。
- Windows レジストリ エディタを開き、以下のキーを探します。
- 以下のキーを見つけます。
- 注: 両方のキーはすでに作成されており、デフォルト値はそれぞれ 4 および 10 です。
- VMMaxJobNum、HyperVMaxJobNum、または AHVMaxJobNum を右クリックしてから、コンテキスト メニューの[変更]をクリックします。
- [文字列の編集]ダイアログ ボックスが開きます。
- [値のデータ]フィールドで、同時に実行可能なバックアップ ジョブの数を指定します。
- 最小 -- 1
- 最大 -- なし
- デフォルト -- Hyper-V は 10、VMware および Nutanix AHV は 4
- [OK]をクリックします。
- 制限が定義されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine
VMwareMaxJobNum
HyperVMaxJobNum
AHVMaxJobNum
これで、同時バックアップ ジョブの制限が定義されました。