VMware 用 NFS のサポートに関する考慮事項
以下のフローチャートは、NetApp NFS VMware に対するハードウェア スナップショットの条件を示しています。
Arcserve UDP では、NFS バージョン 3.0 のデータ ストアに対してハードウェア スナップショットをサポートします。ハードウェア スナップショットを使用するには、バックアップ プロキシに Microsoft NFS クライアントがインストールされ、設定されている必要があります。
以下の表は、VMware VM および Arcserve UDP がサポートする NFS のバージョンを示しています。正しい NFS バージョンおよび対応する VMware バージョンがあることを確認してください。
VMware バージョン |
VMware がサポートする NFS バージョン |
Arcserve UDP が FlexClone 用ハードウェア スナップショットに対してサポートする NFS バージョン |
Arcserve UDP が Windows NFS クライアント用ハードウェア スナップショットに対してサポートする NFS バージョン |
VMware 6.0 以降 |
NFS 3.0 および 4.1 をサポート |
NFS 3.0 および 4.1 をサポート |
NFS 3.0 のみをサポートします。前提条件を満たしている必要があります |
6.0 より古い VMware バージョン |
NFS 3.0 のみをサポート |
NFS 3.0 をサポート |
NFS 3.0 のみをサポートします。前提条件を満たしている必要があります |
NFS 3.0 の前提条件
- FlexClone ライセンスが存在しない場合、NFS 3.0 データ ストアでホストされる VMDK ファイルのハードウェア スナップショットをサポートするには、NetApp をアプライアンスに以下のバージョンの OnTAP がインストールされている必要があります。
- すべての Data ONTAP 7-Mode システムがサポートされています。
- リリース 8.2.3 以降のクラスタ化された Data ONTAP 8.2 リリースがサポートされています。また、リリース 8.3.1 以降のクラスタ化された Data ONTAP 8.3 リリースがサポートされています。
- デフォルトでは、Windows NFS v3 クライアントのサポートは無効になります。このサポートをストレージ仮想マシン(SVM)で有効にするには、以下のコマンドを使用します。
vserver nfs modify -vserver svm_name -v3-ms-dos-client enabled
- VMware VM をバックアップするバックアップ プロキシには、Microsoft NFS のクライアントがインストールおよび設定されている必要があります。バックアップ プロキシは NFS 共有にアクセスできる必要があります。サーバ上に NFS クライアントを手動でインストールするには、「Microsoft NFS クライアントを Windows Server に手動でインストールする方法」を参照してください。
- エージェントレス バックアップ プランを展開した後、プロキシ サーバで Microsoft NFS クライアント サービスを再起動する必要があります。プランの展開では、プロキシ サーバ上で NFS クライアントに関するいくつかの変更がトリガされるため、サービスは最初にのみ 1 度だけ再起動する必要があります。