「Disk.EnableUUID」パラメータを有効化するように仮想マシンを設定できない
現象
アプリケーションの整合性を保つバックアップに必要な「disk.EnableUUID」パラメータを有効化するように仮想マシンを再設定する際に、エラーが発生します。この問題は、仮想環境がエラーから復旧したときに発生します。
解決策
この問題は、VMware 環境固有のものです。この問題は、Microsoft VSS がアプリケーションの整合性を保つスナップショットを実行しようとしたが、1 つ以上の仮想マシン ディスクのディスク UUID またはシリアル番号の値の読み取りに失敗した場合に発生します。
VM の disk.Enable UUID パラメータを有効化しておく必要があります。4.1 以降で作成された VM では、デフォルトでこのパラメータが有効化されています。バックアップ ジョブでは、データの不整合を回避し、アプリケーションの整合性を保つバックアップを実行するように自動的に設定されます。バックアップ ジョブが disk.EnableUUID の有効化に失敗した場合、以下の手順を使用してパラメータを手動で設定します。
以下の手順に従います。
- 仮想マシンの電源をオフにします。
- vSphere クライアントから vCenter Server または ESXi/ESX ホストにログインします。
- 仮想マシンを右クリックし、[設定の編集]をクリックします。
- [オプション]タブをクリックします。
- [詳細]-[全般]-[構成パラメータ]に移動します。
- 行 disk.EnableUUID を追加または変更し、True に設定します。
- [OK]をクリックして保存します。
- [OK]ボタンをクリックして終了します。
- 変更を有効にするため、仮想マシンを再起動します。
注: パラメータがすでに True に設定されている場合は、vmx を編集し、disk.enableUUID の値を false に設定してから、vMotion で VM を(他のホストに)移行し、ホスト メモリをリロードするという非破壊的な回避策があります。これは、アプリケーション レベルの静止を効果的に無効化します(ただし、ファイル システムの静止は引き続き利用可能です)。