リストアの前提条件と考慮事項の確認
リストアを実行する前に、以下の前提条件が存在することを確認します。
- リストアに利用可能な 1 つ以上の復旧ポイントが存在する。
- 復旧ポイント コンテンツのリストア元となる、有効かつアクセス可能な復旧ポイント デスティネーションが存在する。
- 復旧ポイント コンテンツのリストア先となる、有効かつアクセス可能なターゲット場所が存在する。
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サポートされているオペレーティング システム、データベース、およびブラウザが含まれている「動作要件」を確認します。
以下のリストアに関する考慮事項を確認します。
- UDP ボリューム レベルのリストアの失敗を回避するには、以下の手順に従います。
- ターゲット マシンのウイルス対策ソフトウェアを一時的に無効にします。
- ファイル サーバ リソース マネージャで、ファイル スクリーニングまたはクォータ管理を一時的に無効にします。
- リモート デスティネーションに対するリストアで、すべてのドライブ文字(A - Z)がすでに使用されている場合、リモート パスへのリストアは失敗します。Arcserve UDP エージェント(Windows)は、リモート デスティネーション パスをマウントするためにドライブ文字を使用する必要があります。
- (オプション)リストア プロセスの仕組みについて理解します。詳細については、「ファイル レベルのリストアの仕組み」を参照してください。
- (オプション)リストア中にスキップされたファイルを確認します。詳細については、「リストア中にスキップされたファイル」を参照してください。
- 最適化されたバックアップ セッションを空ではないボリュームにリストア(最適化されていないリストア)しようとすると、リストア ジョブに、ジョブ モニタに表示されている見積時間よりも多くの時間がかかる場合があります。処理されるデータ量と経過時間は、ボリューム上で最適化されるデータにしたがって増加する可能性があります。
- 例:
- バックアップ ボリューム サイズは 100 GB で、最適化後のボリューム サイズは 50 GB に減少しています。
- このボリュームについて最適化されていないリストアを実行すると、50 GB のリストア後、リストア ジョブ モニタには、100% と表示されますが、100 GB 全体をリストアするためにさらに時間がかかります。
- システム ファイルをリストアするときに以下のアクティビティ ログ メッセージが表示されます。
- 「システム ファイルはスキップされました。必要な場合、ベア メタル復旧 (BMR) オプションを使用してそれらをリストアできます。」