前提条件と考慮事項の確認
以下の前提条件と考慮事項に対応していることを確認してください。
前提条件
- 仮想スタンバイ マシンを作成するための有効な復旧ポイントがあります。以下のいずれかのタスクからの復旧ポイントが可能です。
- エージェント ベースの Windows のバックアップ
- ホスト ベースのエージェントレス バックアップ
- レプリケート
- リモート復旧ポイント サーバからのレプリケート
- 最初のディスクにシステム ボリュームをインストールします。ソース マシンのシステム ボリュームとブート ボリュームが同じディスク上にあることを確認します。
- 必要な VSB タスクを実行する最小限の権限があることを確認します。詳細については、「VSB タスクに必要な最小限の権限」を参照してください。
- 仮想スタンバイは、Linux ソースではサポートされていません。サポートされているオペレーティング システム、データベース、およびブラウザのリストを確認するには、以下を参照してください: 動作要件
- EC2 のセキュリティ グループ設定を設定し、TCP 8014 および TCP 4091など、受信アクセスに関連するポートを開きます。
- Amazon AWS アカウントが AWS S3 および AWS EC2 にアクセスできるかどうか確認します。Arcserve UDP はアカウントを提供しません。
- 最初のディスクにシステム ボリュームをインストールする必要があります。ソース マシンのシステム ボリュームとブート ボリュームが同じディスク上にあることを確認します。
- IAM ユーザが EC2 に対する VSB 用の AWS API の制御と操作を行うのに特定の AWS API 権限が必要です。詳細については、「EC2 に対する VSB を持つ IAM ユーザの IAM の詳細な権限を設定する方法」を参照してください。
考慮事項
- アドホック VSB がサポートされるのは、バックアップ先がローカル ディスクまたは共有フォルダではなく Arcserve UDP 復旧ポイント サーバの場合のみです。
- アドホック VSB の場合、Amazon EC2 は BIOS ブート モードの VM のみをサポートします。UEFI ブート モードの VM はサポートされません。
- EC2 に対する仮想スタンバイ タスクは、Amazon AWS EC2 の制限事項により、UEFI ファームウェアからのソース マシンのブートをサポートしません。
- EC2 に対する仮想スタンバイ タスク用の Amazon PV ドライバをインストールするため、ソース マシンに .NET framework 4.5 が必要です。
- EC2 プランに対する VSB のソース ノード上のシステムおよびブート ボリュームは、AWS 制限のため最初のディスクである必要があります。
- TCP/IP 設定のカスタマイズは、AWS 制限のため EC2 インスタンス上の最初のネットワーク インターフェースに適用できません。
- Elastic IP アドレスの割り当ては、EC2 インスタンス上の最初のネットワーク インターフェースに対してのみ使用可能です。
- TCP/IP 設定のカスタマイズは、Direct Access または VPN がプライマリ サイトと AWS ネットワークの間に設定されている場合にのみ適用できます。それ以外の場合、カスタマイズによって EC2 インスタンスがアクセス不能になります。
- プランの既存のノードに対するパブリック IP プロパティの自動割り当ての有効化/無効化を変更することはできず、更新はプランに追加された新しいノードにのみ影響を与えます。
- 以下のインスタンスタイプの VSB を EC2 に設定する前に、ソース マシンに PowerShell バージョン 3.0 以上をインストールする必要があります。
- C5、C5d、C5n、F1、G3、G4、H1、I3、I3en、Inf1、m4.16xlarge、M5、M5a、M5ad、M5d、M5dn、M5n、P2、P3、R4、R5、R5a、R5ad、R5d、R5dn、R5n、T3、T3a、X1、X1e、および z1d
- 注: ベスト プラクティスとして、仮想スタンバイが正常に動作することを確実にするために、アンチウイルス スキャンからファイルを除外することをお勧めします。詳細については、「アンチウイルス スキャンからのファイルの除外」を参照してください。