Google Cloud でファイアウォールを備えた VPC ネットワークを作成する方法

仮想プライベート クラウド(VPC)ネットワークは、Google の実稼働ネットワーク内に実装される物理ネットワークの仮想バージョンです。このセクションでは、Google Cloud で仮想ゲートウェイ インスタンス用にファイアウォールを備えた VPC ネットワークを作成する方法について説明します。

注: ファイアウォールを設定する前に、Google Cloud で仮想ゲートウェイ インスタンス用の VPC ネットワークが作成されていることを確認してください。

以下の手順に従います。

  1. VPC Network (VPC ネットワーク)] > [VPC networks (VPC ネットワーク)]に移動して、[CREATE VPC NETWORK (VPC ネットワークを作成)]をクリックします。
  2. Name (名前)]フィールドに、VPC の名前を入力します。
  3. [Subnet create mode (サブネット作成モード)]では、必要に応じて[Custom (カスタム)]または[Automatic (自動)]を選択します。
  4. Custom (カスタム)]を選択する場合は、以下を行います。
  5. 注:Firewall rules (ファイアウォール ルール)]では、ファイアウォール ルールを選択しないことをお勧めします。
  6. CREATE]をクリックします。
  7. VPC ネットワークが正常に作成されて、VPC ネットワークのテーブルに表示されます。
  8. VPC ネットワークを作成したら、ファイアウォール ルールを作成します。UDP が機能するために必要なポート 8014 および 4091 を開くファイアウォール ルールを作成するには、作成した VPC ネットワーク名をクリックします。
  9. Firewalls (ファイアウォール)]タブで、[ADD FIREWALL RULE (ファイアウォール ルールを追加)]をクリックします。
  10. [Create a firewall rule (ファイアウォール ルールの作成)]ページで、以下を行って、[CREATE (作成)]をクリックします。
    1. ファイアウォール ルールの名前を入力します。
    2. (オプション)新しいファイアウォール ルールの説明を入力します。
    3. ファイアウォール ルールのネットワークを指定します。
    4. ファイアウォール ルールの優先度を指定します。数値が小さいほど、優先度は高くなります。
    5. [Direction of traffic (トラフィックの方向)]で、[Ingress (イングレス)]を選択します。
    6. [Action on match (一致したときのアクション)]で、[Allow (許可)]を選択します。
    7. ルールを適用するプロトコルとポートを指定します。
      • すべてのプロトコルと宛先ポートにルールを適用する場合は、[Allow all (すべて許可)]を選択します。
      • 特定のプロトコルと宛先ポートを定義する場合は、[Specified protocols and ports (指定されたプロトコルとポート)]を選択します。
      • TCP プロトコルと宛先ポートを含める場合は、[TCP]を選択し、8014、4091、3389 などの宛先ポートのカンマ区切りリストを指定します。
        • UDP の初期設定にはポート 3389 が必要です。UDP エージェント パッケージがインストールされたら、3389 を VPC ファイアウォールから削除できます。
        • 注: 上記のポートはインターネットに対して開かれているため、ソースをユーザ自身の IP アドレスに制限してください。
  11. VPC ネットワークが正常に作成されて、ファイアウォール ルールが追加されました。