コマンド ラインを使用した Arcserve UDP のインストール
Arcserve UDP はサイレント インストールできます。サイレント インストールでは、ユーザによる操作が不要になります。以下の手順は、Windows コマンド ラインを使用してアプリケーションをサイレント インストールする方法を説明しています。
以下の手順に従います。
- サイレント インストール処理を開始するコンピュータ上で Windows コマンド ラインを開きます。
- 自己解凍インストール パッケージを対象のコンピュータにダウンロードします。
- 以下のコマンド ライン構文を使用して、サイレント インストール処理を開始します。
Arcserve_Unified_Data_Protection.exe -s -a -q -Products:<ProductList> -Path:<INSTALLDIR> -User:<UserName> -Password:<Password> -Https:<HTTPS> -ConsolePort:<Port Number> -AgentPort:<Port Number> -Driver:<DRIVER> -MonitorFlag:<MONITORFLAG> -StopUA:<STOPUA> -SummaryPath:<SUMMARYPATH> -AutoReboot:<AUTOREBOOT>
例:
Arcserve_Unified_Data_Protection.exe -s -a -q -Products:Agent -User:administrator -Password:test
- 以下の構文および引数を使用して、サイレント インストールを設定します。
- <space>
- &()[]{}^=;!'+,`~
重要:パラメータに以下の特殊文字のいずれかが含まれる場合、パラメータを引用符で囲んでください。
例:パスワードが「abc^*123」である場合、入力は「-Password:"abc^*123"」である必要があります。
-s
実行ファイル パッケージをサイレント モードで実行します。
-a
追加のコマンド ライン オプションを指定します。
-q
アプリケーションをサイレント モードでインストールします。
-Products:<ProductList>
(オプション)サイレント インストールするコンポーネントを指定します。この引数に値を指定しない場合、サイレント インストール処理ではすべてのコンポーネントがインストールされます。指定できるコンポーネントは、以下のとおりです。
Agent:データ保護エージェントのコンポーネントをインストールします。
RPS:復旧ポイント サーバのコンポーネントをインストールします。
Console:コンソールのコンポーネントをインストールします。
All:Arcserve UDP のコンポーネントをすべてインストールします。
例:
データ保護エージェントをインストールする場合:
-Products:Agent
復旧ポイント サーバをインストールする場合:
-Products:Agent,RPS
データ保護エージェント、復旧ポイント サーバ、およびデータ保護コンソールをインストールする場合:
-Products:Agent,RPS,Console
ビルドに含まれるすべてのコンポーネントをインストールする場合:
-Products:All
-User:<UserName>
アプリケーションのインストールおよび起動に使用するユーザ名を指定します。
注:このユーザ名には、管理者、または管理者権限のあるアカウントのユーザ名を指定します。
-Password:<Password>
ユーザ名のパスワードを指定します。
-Https:<HTTPS>
(オプション)通信プロトコルを指定します。オプションは 0 および 1 です。http の場合は 0 を、https の場合は 1 を使用します。
デフォルト:0
例:
-https:1
-Path:<INSTALLDIR>
(オプション)データ保護エージェントのターゲット インストール パスを指定します。
例:
-Path:C:\Program Files\Arcserve\Unified Data Protection
注:INSTALLDIR の値にスペースが含まれる場合は、パスを引用符で囲みます。また、パスの末尾を円記号にすることはできません。
-ConsolePort:<Port Number>
(オプション)コンソールの通信ポート番号を指定します。
デフォルト:8015
例:
-ConsolePort:8015
注:コンソールをインストールする場合は、このオプションを使用します。
-AgentPort:<Port Number>
(オプション)Arcserve UDP エージェントにアクセスするための通信ポート番号を指定します。
デフォルト:8014
例:
-AgentPort:8014
注:Arcserve UDP エージェントをインストールする場合は、このオプションを使用します。
-Driver:<DRIVER>
(オプション) Arcserve UDP エージェント変更トラッキング ドライバをインストールするかどうかを指定します。オプションは 0 および 1 です。
0:ドライバをインストールしません。
1:ドライバをインストールします。
デフォルト: 1
例:
-driver:1
-MonitorFlag:<MONITORFLAG>
(オプション)ユーザへの Arcserve UDP エージェント モニタ表示を指定します。オプションは 0 および 1 です。
0:すべてのユーザにエージェント モニタを表示します。
1:現在のユーザに対してのみエージェント モニタを表示します。
デフォルト:0.
例:
-MonitorFlag:0
-StopUA:< STOPUA >
(オプション) Arcserve Universal Agent サービスの停止を指定します。
0:インストール処理中に Arcserve Universal Agent サービスが実行されている場合は、このサービスを停止しません。
1:インストール処理中に Arcserve Universal Agent サービスが実行されている場合は、このサービスを停止します。
デフォルト:0
例:
-StopUA:1
注:このオプションは、新バージョンにアップグレードしている間に使用します。この値を 1 に設定したことを確認してください。または、アップグレード処理を開始する前にサービスを停止してください。これにより、インストールの失敗を防ぐことができます。
-SummaryPath:<SUMMARYPATH>
(オプション)インストールのサマリ ファイルを生成するためにターゲット パスを指定します。
例:
-SummaryPath:C:\Result
注:SUMMARYPATH の値にスペースが含まれる場合は、パスを引用符で囲みます。また、パスの末尾を円記号にすることはできません。
-AutoReboot:<AUTOREBOOT>
(オプション)インストールが再起動を必要とする場合、インストール後にマシンを再起動します。オプションは 0 および 1 です。
0:マシンを再起動しません。
1:インストールが再起動を必要とする場合、マシンを再起動します。
デフォルト:0
例:
-AutoReboot:1
注:インストールが再起動を必要としなければ、このパラメータが 1 に設定されてもマシンは再起動されません。
サイレント インストールが正常に完了しました。