コマンド ラインを使用した Arcserve UDP のインストール

Arcserve UDP はサイレント インストールできます。サイレント インストールでは、ユーザによる操作が不要になります。以下の手順は、Windows コマンド ラインを使用してアプリケーションをサイレント インストールする方法を説明しています。

以下の手順に従います。

  1. サイレント インストール処理を開始するコンピュータ上で Windows コマンド ラインを開きます。
  2. 自己解凍インストール パッケージを対象のコンピュータにダウンロードします。
  3. 以下のコマンド ライン構文を使用して、サイレント インストール処理を開始します。
  4. Arcserve_Unified_Data_Protection.exe -s -a -q -Products:<ProductList> -Path:<INSTALLDIR> -User:<UserName> -Password:<Password> -Https:<HTTPS> -ConsolePort:<Port Number> -AgentPort:<Port Number> -Driver:<DRIVER> -MonitorFlag:<MONITORFLAG> -StopUA:<STOPUA> -SummaryPath:<SUMMARYPATH> -AutoReboot:<AUTOREBOOT>

    例:

    Arcserve_Unified_Data_Protection.exe -s -a -q -Products:Agent -User:administrator -Password:test

  1. 以下の構文および引数を使用して、サイレント インストールを設定します。
  2. 重要:パラメータに以下の特殊文字のいずれかが含まれる場合、パラメータを引用符で囲んでください。

    例:パスワードが「abc^*123」である場合、入力は「-Password:"abc^*123"」である必要があります。

    -s

    実行ファイル パッケージをサイレント モードで実行します。

    -a

    追加のコマンド ライン オプションを指定します。

    -q

    アプリケーションをサイレント モードでインストールします。

    -Products:<ProductList>

    (オプション)サイレント インストールするコンポーネントを指定します。この引数に値を指定しない場合、サイレント インストール処理ではすべてのコンポーネントがインストールされます。指定できるコンポーネントは、以下のとおりです。

    Agent:データ保護エージェントのコンポーネントをインストールします。

    RPS:復旧ポイント サーバのコンポーネントをインストールします。

    Console:コンソールのコンポーネントをインストールします。

    All:Arcserve UDP のコンポーネントをすべてインストールします。

    例:

    データ保護エージェントをインストールする場合:

    -Products:Agent

    復旧ポイント サーバをインストールする場合:

    -Products:Agent,RPS

    データ保護エージェント、復旧ポイント サーバ、およびデータ保護コンソールをインストールする場合:

    -Products:Agent,RPS,Console

    ビルドに含まれるすべてのコンポーネントをインストールする場合:

    -Products:All

    -User:<UserName>

    アプリケーションのインストールおよび起動に使用するユーザ名を指定します。

    注:このユーザ名には、管理者、または管理者権限のあるアカウントのユーザ名を指定します。

    -Password:<Password>

    ユーザ名のパスワードを指定します。

    -Https:<HTTPS>

    (オプション)通信プロトコルを指定します。オプションは 0 および 1 です。http の場合は 0 を、https の場合は 1 を使用します。
    デフォルト:0
    例:

    -https:1

    -Path:<INSTALLDIR>

    (オプション)データ保護エージェントのターゲット インストール パスを指定します。
    例:

    -Path:C:\Program Files\Arcserve\Unified Data Protection

    注:INSTALLDIR の値にスペースが含まれる場合は、パスを引用符で囲みます。また、パスの末尾を円記号にすることはできません。

    -ConsolePort:<Port Number>

    (オプション)コンソールの通信ポート番号を指定します。

    デフォルト:8015

    例:

    -ConsolePort:8015

    注:コンソールをインストールする場合は、このオプションを使用します。

    -AgentPort:<Port Number>

    (オプション)Arcserve UDP エージェントにアクセスするための通信ポート番号を指定します。

    デフォルト:8014
    例:

    -AgentPort:8014

    注:Arcserve UDP エージェントをインストールする場合は、このオプションを使用します。

    -Driver:<DRIVER>

    (オプション) Arcserve UDP エージェント変更トラッキング ドライバをインストールするかどうかを指定します。オプションは 0 および 1 です。

    0:ドライバをインストールしません。
    1:ドライバをインストールします。

    デフォルト: 1
    例:

    -driver:1

    -MonitorFlag:<MONITORFLAG>

    (オプション)ユーザへの Arcserve UDP エージェント モニタ表示を指定します。オプションは 0 および 1 です。

    0:すべてのユーザにエージェント モニタを表示します。
    1:現在のユーザに対してのみエージェント モニタを表示します。

    デフォルト:0.

    例:

    -MonitorFlag:0

    -StopUA:< STOPUA >

    (オプション) Arcserve Universal Agent サービスの停止を指定します。

    0:インストール処理中に Arcserve Universal Agent サービスが実行されている場合は、このサービスを停止しません。
    1:インストール処理中に Arcserve Universal Agent サービスが実行されている場合は、このサービスを停止します。
    デフォルト:0

    例:

    -StopUA:1

    注:このオプションは、新バージョンにアップグレードしている間に使用します。この値を 1 に設定したことを確認してください。または、アップグレード処理を開始する前にサービスを停止してください。これにより、インストールの失敗を防ぐことができます。

    -SummaryPath:<SUMMARYPATH>

    (オプション)インストールのサマリ ファイルを生成するためにターゲット パスを指定します。

    例:

    -SummaryPath:C:\Result

    注:SUMMARYPATH の値にスペースが含まれる場合は、パスを引用符で囲みます。また、パスの末尾を円記号にすることはできません。

    -AutoReboot:<AUTOREBOOT>

    (オプション)インストールが再起動を必要とする場合、インストール後にマシンを再起動します。オプションは 0 および 1 です。

    0:マシンを再起動しません。

    1:インストールが再起動を必要とする場合、マシンを再起動します。

    デフォルト:0

    例:

    -AutoReboot:1

    注:インストールが再起動を必要としなければ、このパラメータが 1 に設定されてもマシンは再起動されません。

サイレント インストールが正常に完了しました。