Exchange Online のバックアップ アカウントに必要な役割とグループを追加し、バックアップとリストアを実行する

バックアップ アカウントを Discovery Management 役割グループに追加し、Application Impersonation アクセス許可を割り当てます。

以下の手順に従います。

  1. 以下のいずれかの方法を使用して、必要な役割とグループを追加します。

    Office 365 ポータルの使用

    1. 管理者またはグローバル管理者権限のあるアカウントで Office 365 ポータルにログオンします。

      Exchange 管理センター ページが開きます。

    2. アクセス許可]に移動し、[追加]ドロップダウンから[Discovery Management]をダブルクリックします。

      Discovery Management]ダイアログ ボックスが表示されます。

      注: Discovery Management 役割グループのメンバは、特定の基準を満たすデータを Exchange 組織のメールボックスで検索できます。

    3. 役割]で[+]をクリックして、ApplicationImpersonation 役割を追加します。

      Discovery Management]ダイアログ ボックスが表示されます。

    4. 表示名]ドロップダウンから[ApplicationImpersonation]を選択します。

      注: ApplicationImpersonation 役割では、アプリケーションが組織のユーザになりすまし、ユーザの代わりにタスクを実行することができます。

    5. メンバー]で[+]をクリックして、バックアップ アカウントをメンバとして追加します。

      ダイアログ ボックスが表示されます。

    6. 名前]ドロップダウンからバックアップ アカウントを選択し、[OK]をクリックします。

      Discovery Management]ダイアログ ボックスの[メンバー]に、選択したバックアップ アカウントが表示されます。

    7. 保存]をクリックします。

    リモート Powershell の使用

    1. リモート PowerShell を使用して Exchange Online テナントに接続するには、リンクを参照してください。
    2. 接続後、バックアップ アカウントを Discovery Management 役割グループのメンバとして追加するには、以下を使用します。
      "Add-RoleGroupMember" cmdlet

      例: Add-RoleGroupMember "discovery management" -member userName@domain.onmicrosoft.com

    3. application impersonation 役割をバックアップ アカウントに割り当てるには、以下を使用します。
      "New-ManagementRoleAssignment" cmdlet

      例:

      New-ManagementRoleAssignment Name: impersonationAssignmentName -Role:ApplicationImpersonation - User: "username@domain.onmicrosoft.com"

ApplicationImpersonation 役割とメンバ グループが Exchange Online のバックアップ アカウントに追加されます。