クラスタ共有ボリュームのバックアップを実行する方法
Arcserve UDP では、v6.5 Update 4 から CSV (Cluster Shared Volume、クラスタ共有ボリューム)のバックアップがサポートされます。CSV ボリュームはストレージ領域上に作成され、Arcserve UDP エージェント(Windows)に対して透過的です。CSV は、バックアップ ジョブ タイプ(フルまたは増分)にかかわらず、常にボリューム レベルのフル バックアップ用とみなされます。CSV のバックアップでは、NTFS、NTFS Dedupe、ReFS、CSVFS などの一般的なファイル システムすべてのデータが保護されます。
Arcserve UDP コンソールからエージェントベースのプランを作成したり、既存のエージェントプランを更新したりして、指定された CSV のバックアップを実行できます。
以下の手順に従います。
- エージェント マシンのクラスタ共有ボリュームを選択します。詳細については、「エージェント マシン設定を変更して CSV ボリュームをバックアップする」を参照してください。
- 注: Windows エージェント マシンからもバックアップ ジョブを実行できます。詳細については、「Windows エージェント マシンからバックアップを実行する方法」を参照してください。
- Arcserve UDP コンソールからバックアップを実行するには、[リソース]タブに移動します。
- 左ペインから、[プラン]に移動し、[すべてのプラン]をクリックします。
- 中央ペインで、[プランの追加]をクリックし、プラン名を指定します。
- [タスクの種類]ドロップダウン リストで、[バックアップ: エージェント ベースの Windows]を選択します。
- プランの[ソース]タブから、[保護タイプ]として[すべてのボリュームのバックアップ]のチェックボックスをオンにします。
- [デスティネーション]、[スケジュール]、および[拡張]の詳細を指定します。詳細については、「Windows バックアップ プランを作成する方法」を参照してください。
- これで、プランの保存後にバックアップ ジョブを実行すると、指定された CSV ボリュームが Windows エージェントにバックアップされます。
- バックアップされたジョブのステータスを確認します。詳細については、「バックアップの検証」を参照してください。
- 注:
- 所有者ノードのアクティビティ ログには、バックアップ ジョブの進捗状況が表示され、バックアップの完了時に成功メッセージが記録されます。メンバ ノード(所有者ではないノード)のアクティビティ ログには、以下のような警告メッセージが表示されますが、バックアップ ステータスは成功として表示されます。
- 警告: クラスタ共有ボリューム [C:\ClusterStorage\Volume1] の物理的な場所を取得できませんでした。このボリュームはバックアップから除外されます。
- バックアップ中に CSV ボリュームを除外するには、以下の手順を実行します。
- UDP エージェント ノードで、以下のパスに対するレジストリを開きます。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFBackupDll
- 「BackupCSV」として DWORD を作成します。
- 値を 0 に設定します。
- バックアップ中に CSV ボリュームが除外されるようになりました。