Arcserve UDP エージェント サービスの実行が遅い
Windows オペレーティング システムで該当
現象 1:
Arcserve UDP エージェント システム上の Arcserve UDP エージェント サービスの実行が遅い。以下のような症状が検出されます。
- Arcserve UDP エージェント サービスが応答を停止するか、または CPU リソースの 100 パーセントを消費している。
- Arcserve UDP エージェント ノードのパフォーマンスが低下するか、または Web サービスと通信できない。
解決策 1:
さまざまな環境上の環境設定では、Arcserve UDP エージェント サービスが著しく CPU 時間を占有していたり、応答が遅いことを検出する場合があります。デフォルトでは、Tomcat は一定のメモリ量をノードに割り当てるように設定されていますが、お使いの環境には適していない場合があります。この問題を検証するには、以下のログ ファイルを確認します。
<D2D_home>\TOMCAT\logs\casad2dwebsvc-stdout.*.log
<D2D_home>\TOMCAT\logs\casad2dwebsvc-stder.*.log
<D2D_home>\TOMCAT\logs\catalina.*.log
<D2D_home>\TOMCAT\logs\localhost.*.log
以下のメッセージを探します。
java.lang.OutOfMemoryError
この問題を修正するには、割り当てられるメモリの量を増加させます。
メモリを増やすには、以下の手順に従います。
- レジストリ エディタを開いて、以下のキーを選択します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Apache Software Foundation\Procrun 2.0\CASAD2DWebSvc\Parameters\Java
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Apache Software Foundation\Procrun 2.0\CASAD2DWebSvc\Parameters\Java
- 以下のいずれかのオプションを使用します。
- ログ ファイル内のメッセージが以下の場合:
- ログ ファイル内のメッセージが以下のいずれかの場合:
- Arcserve UDP エージェント サービスを再起動します。
x86 オペレーティング システムの場合
x64 オペレーティング システムの場合
java.lang.OutOfMemoryError:PermGen space
Options の値に以下を追加します。
-XX:PermSize=128M -XX:MaxPermSize=128M
注:使用している環境に合わせて XX:MaxPermSize の値を増加する必要がある場合があります。
java.lang.OutOfMemoryError:Java heap space
java.lang.OutOfMemoryError:GC overhead limit exceeded
以下の DWORD の値を増加させます。
JvmMx
症状 2
スケジュールされたバックアップがスキップされ、実行を停止します。
解決策 2
同時バックアップの MAX 値を 20 以下に設定している場合、以下の手順を実行します。
- 以下の DWORD の値を増加させます。
- 注:この DWORD は解決策 1 で参照されています。
- Options の値に以下を追加します。
- 注:この DWORD は解決策 1 で参照されています。
JvmMx=256
-XX:MaxPermSize=128M
同時バックアップの MAX 値を 20 より大きく 50 より小さい値に設定している場合、以下の手順を実行します。
- 以下の DWORD の値を増加させます。
- 注:この DWORD は解決策 1 で参照されています。
- Options の値に以下を追加します。
- 注:この DWORD は解決策 1 で参照されています。
JvmMx=512
-XX:MaxPermSize=256M