（オプション）ターゲット マシンの iSCSI ボリュームへのデータの回復

iSCSI ボリュームをターゲット マシンに統合し、そのボリュームをターゲット マシンの一部にすることができます。 その後、ターゲット マシンの iSCSI ボリュームにデータをリストアできます。 そうすることによって、データを管理し、ネットワーク上で転送することができます。

重要： iSCSI ボリュームをターゲット マシンに統合すると、iSCSI ボリュームからのすべての既存のデータは失われます。

以下の手順に従います。

  1. ターゲット マシンの CD-ROM ドライブに Arcserve UDP エージェント（Linux） Live CD を挿入するか、または Arcserve UDP エージェント（Linux） Live CD の .iso ファイルをマウントします。
  2. CD-ROM からターゲット マシンを起動します。
  3. ターゲット マシンが起動し、Arcserve UDP エージェント（Linux） Live CD 環境が構築されます。 ターゲット マシンの IP アドレスが画面に表示されます。
  4. ターゲット マシンのシェル環境を入力します。
  5. 以下のコマンドを実行し、iSCSI イニシエータ デーモンを開始します。

    6. /etc/init.d/iscsid start

  6. iSCSI ターゲット ホストを検出するためのディスカバリ スクリプトを実行します。

    7. iscsiadm -m discovery -t sendtargets -p <ISCSI-SERVER-IP-ADDRESS>:<Port_Number>

  7. iSCSI ターゲット ホストのデフォルトのポート値は 3260 です。
  8. 検出されたターゲットに手動でログインする前に、ディスカバリ スクリプトによって検出された iSCSI ターゲット ホストの iSCSI 修飾名（IQN）を記録しておきます。
  9. ターゲット ノードの使用可能なブロック デバイスをリスト表示します。

    10. #fdisk -l

  10. 検出されたターゲットにログインします。

    11. iscsiadm -m node -T <iSCSI Target IQN name> -p <ISCSI-SERVER-IP-ADDRESS>:<Port_Number> -l

  11. ブロック デバイスは、ターゲット ノードの /dev ディレクトリにあります。
  12. 以下のコマンドを実行し、新しいデバイス名を取得します。

    13. #fdisk –l

  13. /dev/sd<x> という名前の追加のデバイスはターゲット ノード上にあります。

iSCSI ボリュームがターゲット ボリュームに統合されました。