Oracle データベースの前提条件の確認

Oracle データベースを一貫性のあるデータでバックアップするには、Redo ログをアーカイブするように ARCHIVELOG モードが有効になっていることを確認します。

注: データ ボリュームには、Oracle データ ファイル、制御ファイル、サーバ パラメータ ファイル、およびオンライン Redo ログが含まれている必要があります。アーカイブ Redo ログは、物理的に別のボリュームに配置する必要があります。

ARCHIVELOG モードが有効かどうかを確認するには、以下の手順に従います。

  1. SYSDBA 権限を持つ Oracle ユーザとして Oracle サーバにログインします。
  2. SQL*Plus のプロンプトで以下のコマンドを入力します。
  3. ARCHIVE LOG LIST;

  4. 現在のインスタンスのアーカイブ ログ設定が表示されます。
  5. 以下の設定を行います。
  6. Database log mode: Archive Mode

    Automatic archival: Enabled

  7. ARCHIVELOG モードを開始します。
  8. 注: ARCHIVELOG モードが有効でない場合は、ARCHIVELOG モードを開始してデータベースをバックアップします。

ARCHIVELOG モードを開始するには、以下の手順に従います。

  1. Oracle Server が稼働中の場合はシャットダウンします。
  2. 以下のステートメントを Oracle で実行します。
  3. CONNECT SYS/SYS_PASSWORD AS SYSDBA

    STARTUP MOUNT;

    ALTER DATABASE ARCHIVELOG;

    ALTER DATABASE OPEN;

  4. デフォルトでは、アーカイブ ログはフラッシュ リカバリ領域に書き込まれます。フラッシュ リカバリ領域にアーカイブ ログを書き込まない場合は、LOG_ARCHIVE_DEST_n パラメータを、アーカイブ ログを書き込む場所に設定できます。
  5. SQL>ALTRE SYSTEM SET LOG_ARCHIVE_DEST_1='LOCATION=e:\app\administrator\oradata\<oracle_database_name>\arch' SCOPE= BOTH;

    システムが変更されました。

    SQL> ARCHIVE LOG LIST;

  6. 現在のインスタンスのアーカイブ ログ設定が表示されます。
  7. 以下の設定を行います。
  8. Database log mode: Archive Mode

    Automatic archival: Enabled

    Archive destination: E:\app\oracle\oradata\<oracle_database_name>\arch

    Oldest online log sequence: 21

    Current log sequence: 23

Oracle VSS ライタ サービスが開始され、正常に機能しています。

注: Oracle VSS Writer サービスが実行されていない場合、Arcserve UDP エージェント(Windows)は、スナップショットを作成する前に自動的にサービスを開始します。

ディザスタ リカバリ用の BMR を実行する場合は、システム ボリュームと、すべての Oracle インストール ファイルが含まれているボリュームを選択したことを確認します。