リストア中にスキップされたファイル

Arcserve D2D によるリストア中に、一部のファイルが意図的にスキップされる可能性があります。

以下の 2 つの条件に該当する場合、リストア中に、以下の表のファイルおよびフォルダがスキップされます。

OS

フォルダまたは場所

ファイルまたはフォルダ名

説明

すべて 各ボリュームのルート フォルダ CAVolTrc.dat トラッキング ドライバによって使用されます。
cavoltrcsnapshot.dat
System Volume Information\* Windows システムでファイル/フォルダを保存するために使用されます。たとえば、ボリューム シャドウ コピー ファイル。
RECYCLER\* NTFS パーティションでのみ使用されます。コンピュータにログオンする各ユーザのごみ箱が含まれ、ユーザのセキュリティ識別子(SID)によってソートされています。
$Recycle.Bin\* Windows NT のエクスプローラまたはマイ コンピュータ内のファイルを削除すると、ごみ箱を空にするか、ファイルをリストアするまで、それらのファイルはごみ箱に保存されます。
画像ファイルが含まれている任意のフォルダ Thumbs.db Windows エクスプローラのサムネール ビュー用のサムネール イメージが保存されます。   
ボリュームのルート フォルダ PageFile.Sys Windows の仮想メモリ スワップ ファイルです。
Hiberfil.sys コンピュータがハイバネート モードになるとシステム データを保存するために使用されるハイバネート ファイルです。

 

以下のファイルおよびフォルダは、元の場所または別の場所にリストアする場合にスキップされます。

OS

フォルダまたは場所

ファイル名または

フォルダ名

説明

すべて

以下の場所の値レコードで指定されるフォルダ:

HKLM\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\WinLogon\SfcDllCache

すべてのファイル/フォルダ(再帰的)

システム ファイル チェッカー(SFC)に使用される、キャッシュされた DLL ファイルが含まれます。システム DLL キャッシュ ディレクトリの内容は、SFC を使用することによって再構築されます。

%SystemRoot%\SYSTEM32\dllCache

 

quorum_device のルート フォルダ

MSCS\*

Microsoft Cluster Server に使用されます。

%SystemRoot%\SYSTEM32\ perf?00?.dat

Windows のパフォーマンス カウンタによって使用されるパフォーマンス データです。

perf?00?.bak
CATROOT\*

オペレーティング システムのインストール(DLL、EXE、SYS、OCX など)が削除されたり、古いバージョンで置き換えられたりしように、それらのデジタル署名を記録する Windows ファイル保護(WFP)に使用されます。

%SystemRoot%\inetsrv\

metabase.bin

6.0 より古いバージョンの IIS のメタベース バイナリ ファイルです。
HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\BackupRestore\FilesNotToBackup の「SIS Common Store」以外の値で指定されるファイルまたはフォルダ

すべてのファイル/フォルダ(再帰的)

ファイルとフォルダをバックアップおよびリストアしないでください。詳細については、リンクを参照してください。

XP W2003

システム ボリューム

NTLDR

メイン ブート ローダです。

BOOT.INI

起動設定が含まれます(これらが失われると、NTLDR は、デフォルトで、最初のハード ドライブの最初のパーティション上の ¥Windows に作成します)。  

NTDETECT.COM

NT ベースの OS の起動に必要です。正常に起動するために必要な基本ハードウェア情報を検出します。

Vista 以降

システム ボリュームのルート フォルダ

boot\*

Windows 用のブート フォルダです。

bootmgr

Windows のブート マネージャ ファイルです。

EFI\Microsoft\Boot\*

EFI ブートに使用されます。

%SystemRoot%\SYSTEM32\

LogFiles\WMI\RTBackup\*

リアルタイム イベント トレース セッション用の ETW トレース ファイル(拡張子は .etl)が格納されます。

config\RegBack\*

現在のレジストリ テーブルのバックアップです。

Win8 以降

システム ボリューム

swapfile.sys

システム コントローラ ファイルです(通常、約 256 MB)。pagefile.sys の従来のページング特性(使用パターン、拡張、スペース予約など)に適合しないメトロ スタイルのアプリケーションによって使用されます。

BOOTNXT

Windows 8 以外の OS の起動に使用されます。スタートアップ オプションを有効にすると作成され、Windows によって更新されます。

アクティビティ ログによって以下の情報が提供されます。