BMR を実行し、ディレクトリ サービス復元モード にアクセスする
Authoritative Restore プロセスには 2 つの部分があります。まず、BMR の実行により非 Authoritative Restore が実行されます。次に、削除された Active Directory オブジェクトの Authoritative Restore が実行されます。この結果、ディレクトリ サービス復元モード にアクセスしてプロセス(Authoritative Restore)の 2 番目の部分を実行するには、BMR によって回復されるドメイン コントローラが自動的に再起動しないことを確認する必要があります。
以下の手順に従います。
- 回復するドメイン コントローラ用の BMR を実行し、[ベア メタル復旧 - リストア設定のサマリ]ダイアログ ボックスが表示されたら、[復旧後、システムを自動的に再起動する]オプションをオフにします。
- 詳細については、「バックアップを使用して BMR を実行する方法」または「仮想スタンバイ VM を使用して BMR を実行する方法」を参照してください。
重要: 通常は、BMR の後にドメイン コントローラを再起動しないでください。そうでないと、Authoritative Restore を実行できなくなります。BMR プロセスを完了した後、回復されたドメイン コントローラを完全に再起動する前に、Authoritative Restore を実行する必要があります。
- BMR プロセスが完了したら、再起動を開始し、再起動プロセス中に F8 キーを押して[詳細ブート オプション]画面を表示します。
- [詳細ブート オプション]画面から[ディレクトリ サービス復元モード]を選択し、システムが[ディレクトリ サービス復元モード]へブートするまで待ちます。
注: Windows 8 / Server 2012 以降のオペレーティング システムでは、マシン起動時の F8 キー押下による詳細ブート オプションへのアクセスはデフォルトで無効になっています。BMR と Active Directory サーバの復旧を実行する場合に、F8 キーを押さずに詳細ブート オプションで直接起動するためのオプションが BMR ユーザ インターフェースに用意されています。このオプションを使用して DSRM モードで起動し、Active Directory の Authoritative 復旧を実行できます。