復旧ポイントのコピー設定の指定
Arcserve UDP エージェント(Windows)では、復旧ポイントのコピー設定を指定できます。復旧ポイントをコピーする前に、復旧ポイントのコピー設定を指定します。このダイアログ ボックス上のオプションを使用して復旧ポイントのコピー スケジュールを設定する方法については、「復旧ポイントのコピー - シナリオ例」を参照してください。
注: 復旧ポイントのコピー プロセスは、コピー&貼り付けの操作のみで、切り取り&貼り付け操作はありません。そのため、スケジュールされた復旧ポイントのコピー ジョブが実行された場合は常に、Arcserve UDP エージェント(Windows)では、指定されたコピー先に復旧ポイントの追加のコピーを作成しますが、バックアップ設定で指定されたバックアップ先には元のコピーを保持します。
以下の手順に従います。
- Arcserve UDP エージェント(Windows)ホーム画面(または Arcserve UDP エージェント(Windows)モニタ)で、タスクバーから[設定]を選択し、[復旧ポイントのコピー]タブを選択します。[復旧ポイントのコピー]ダイアログ ボックスが表示されたら、[コピー設定]を選択します。
- [復旧ポイントのコピー]ダイアログ ボックスが表示されます。
- Arcserve UDP エージェント(Windows)がコンソールによって管理されている場合、すべての設定が利用可能というわけではなく、読み取り専用情報として表示されます。
- エージェントがコンソールによって管理され、プラン内で保護されていない場合、環境設定 > 更新パネルを除き、すべての設定は利用可能です。
Notes:
- [復旧ポイントのコピーを有効にする]を選択します。
- 選択すると、復旧ポイントのコピーが有効になります。
- 注: このオプションを選択しないと、スケジュールされた復旧ポイントのコピーは実行されません。
- 以下の復旧ポイントのコピー スケジュール設定を指定します。
デスティネーション
選択した復旧ポイントのコピーの格納場所を指定します。(オプション)緑色の矢印ボタンをクリックすると、指定した場所への接続を検証できます。
注: 指定されたデスティネーション パスの最大長は 158 文字です。
指定された数のバックアップが実行された後、復旧ポイントのコピー ジョブが実行されます。
スケジュールされた復旧ポイントのコピー プロセスが自動的に起動されるタイミングを指定します。このプロセスは、選択したコピー ポリシーおよび指定した成功バックアップ数(フル、増分、検証)に基づいて開始されます。
注: 成功したバックアップの数は、設定されているカスタム、日単位、週単位、月単位のバックアップすべてに対してカウントされます。
この設定を使用して、復旧ポイントのコピー プロセスが 1 日にトリガされる回数を制御することができます。たとえば、15 分ごとにバックアップ ジョブを実行し、4 バックアップごとにコピー ジョブを実行する場合、復旧ポイントのコピー ジョブは毎日 24 回(1 時間ごと)実行されます。
デフォルト: 8
最小: 1
最大: 1440
重要:バックアップおよびコピー ジョブが定期的に実行されるようスケジュールされていて、バックアップ ジョブの実行がスケジュールされている時間がきてもコピー ジョブが実行中(アクティブな状態)である場合、バックアップ ジョブは失敗します(次回のバックアップ ジョブはスケジュールどおりに実行され、別のコピー ジョブと競合しなければ正常に完了します)。コピー操作にはフル バックアップの実行とほぼ同じ時間がかかるため、復旧ポイント コピー ジョブのスケジュールはそれほど頻繁に設定しないことをお勧めします。
保存する復旧ポイントの数の指定
指定したコピー デスティネーションに保持および保存される復旧ポイントの数を指定します。この数を超過すると、最も古い復旧ポイントを破棄します。
注: ターゲット デスティネーションで十分な空き容量がない場合は、保存する復旧ポイント数を減らします。
デフォルト: 1
最大: 1440
- 圧縮レベルを選択します。
- 圧縮なし - 圧縮は実行されません。ファイルは純粋な VHD です。このオプションを使用すると、CPU 使用率は最も低くなります (最も高速で動作します)。ただし、バックアップ イメージのディスク容量の使用率は最大になります。
- 圧縮なし - VHD - 圧縮は実行されません。ファイルは .vhd 形式に直接変換されます。手動操作は必要ありません。このオプションを使用すると、CPU 使用率は最も低くなります (最も高速で動作します)。ただし、バックアップ イメージのディスク容量の使用率は最大になります。
- 標準圧縮 - 標準圧縮が実行されます。このオプションを使用すると、CPU 使用率とディスク容量使用率のバランスを適度に調節します。これはデフォルトの設定です。
- 最大圧縮 - 最大圧縮が実行されます。このオプションを使用すると、CPU 使用率が最も高くなります(最も低速で動作します)。ただし、ディスク容量の使用率は、最小になります。
圧縮は、通常、ディスク容量の使用率を減らすために実行されますが、CPU 使用率が増加するため、バックアップ速度が低下するという影響があります。
使用可能なオプションは、以下のとおりです。
注: バックアップ イメージに圧縮可能でないデータ(JPG イメージ、ZIP ファイルなど)が含まれている場合、それらのデータを処理するために、追加のストレージ スペースを割り当てることができます。そのため、圧縮オプションを選択していて、バックアップに圧縮可能でないデータがある場合、実際にはディスク容量の使用率が増大する場合があります。
- コピーする復旧ポイントを暗号化するには、以下の情報を入力します。
暗号化アルゴリズム
復旧ポイントのコピーに使用される暗号化アルゴリズムの種類を指定します。
利用可能なオプションは、暗号化なし、AES-128、AES-192、および AES-256 です
暗号化パスワード
デスティネーション セッションの暗号化に使用される暗号化パスワードを指定および確認します。
- [設定の保存]をクリックします。
- 復旧ポイント コピー設定が保存されます。
復旧ポイントのコピー設定が正しく指定されました。