ファイル コピーのデスティネーションの指定

Arcserve UDP エージェント(Windows)では、ファイル コピーの情報に対してデスティネーション設定を指定できます。

注:これらのファイル コピー設定に関連するビデオを閲覧するには、「ファイル コピー設定の管理」を参照してください。

ファイル コピーのデスティネーションの指定

  1. Arcserve UDP エージェント(Windows)ホーム画面(または Arcserve UDP エージェント(Windows)モニタ)で、タスクバーから[設定]を選択し、[ファイル コピー設定]タブを選択します。[ファイル コピー設定]ダイアログ ボックスが開いたら、[デスティネーション]を選択します。
  2. ファイル コピー設定]の[デスティネーション]ダイアログ ボックスが表示されます。
  3. 注:Arcserve UDP エージェント(Windows)がコンソールによって管理されている場合、すべての設定が利用可能というわけではなく、読み取り専用情報として表示されます。

  1. ファイル コピーのデスティネーション設定を指定します。
  2. デスティネーション

    ファイル コピー ジョブのデスティネーション場所を指定します。選択できるデスティネーションは 1 つだけです。

    Arcserve UDP エージェント(Windows)では、バックアップされたファイルのコピー設定としてディスクまたはクラウドへのコピーを指定できます。ファイル コピーの種類として、バックアップされたデータをコピーして元のデータを保持するのか、コピーして元のデータを移動するのかを指定できます。2 つのプロセスは似ていますが、コピー&移動の場合、データがソースからデスティネーションに移動される(ソースからは削除される)点が異なります。この方法の場合、ソース場所の空き容量を増やすことができます。コピー&保持を実行すると、データはソースからデスティネーションにコピーされ(ソースには残る)、複数のバージョンが保存された状態になります。

    圧縮

    ファイル コピー ジョブに使用される圧縮の種類を指定します。

    圧縮は、ファイル コピー先のストレージ使用量を減らすために実行されますが、それにより CPU 使用率が増加するため、コピー速度が低下するという影響があります。

    注:圧縮されたファイル コピー ジョブの場合、アクティビティ ログには圧縮されていないサイズのみが表示されます。

    使用可能なオプションは、以下のとおりです。

    圧縮なし

    圧縮は実行されません。このオプションを使用すると、CPU 使用率は最も低くなります(最も高速で動作)。ただし、ファイル コピーに必要なストレージ空き容量は最も大きくなります。

    標準圧縮

    一般的な圧縮が実行されます。このオプションを使用すると、CPU 使用率と必要なストレージ容量のバランスを適度に調節します。これはデフォルトの設定です。

    最大圧縮

    最大圧縮が実行されます。このオプションを使用すると、CPU 使用率が最も高くなります(最も低速で動作)。ただし、ファイル コピーに必要なストレージ空き容量は最も小さくなります。

    暗号化

    ファイル コピーに暗号化を使用するように指定します。

    データの暗号化とは、解読メカニズムがなければ理解できない形式にデータを変換することです。Arcserve UDP エージェント(Windows)のデータ保護では、安全な AES-256 (Advanced Encryption Standard)暗号化アルゴリズムを使用し、指定したデータに対して最大限のセキュリティおよびプライバシーを確保します。

    暗号化を選択した場合は、暗号化パスワードを指定(および確認)する必要があります。

    Files Retention (ファイルの保存)

    指定した条件が満たされた場合にファイル コピー デスティネーションにファイルを保持します。

    特定期間内に作成されたファイル

    保存されたデータがデスティネーション場所で保持される期間(年数、月数、日数)を指定します。指定された保存期間が経過すると、保存されているデータはデスティネーションからパージされます。

    重要:指定された保存期間が経過し、データがデスティネーションからパージされると、ここでパージされたデータは一切保存されなくなります。

    注:保存期間によるパージ処理は、[ファイル コピーのスケジュール]オプションが有効な場合にのみトリガされます。

    ファイル バージョン(次の値より小さい)

    デスティネーションに保持されるコピーの数を指定します。この数を超過したら、最も初期の(最も古い)バージョンが破棄されます。この破棄の手順は、新しいバージョンがデスティネーションに追加されるたびに繰り返され、保存されるバージョン数を指定された数に常に保つことができます。

    たとえば、ファイル バージョンの保存数に 5 を指定し、ファイル コピーを 5 回(t1、t2、t3、t4、t5)実行した場合、これらの 5 つのファイル コピー バージョンが保持され回復に使用できるようになります。6 番目のファイル コピーが実行されたら(新バージョンが保存される)、Arcserve UDP エージェント(Windows)は t1 コピーを削除します。回復可能な 5 つのバージョンは、t2、t3、t4、t5、および t6 になります。

    デフォルトでは、デスティネーションで破棄されずに保持できるコピーの数は 15 です。

  1. [設定の保存]をクリックします。
  2. ファイル コピー設定が保存されます。