バックアップに指定されたユーザ アカウントに対するアプリケーション偽装の役割の割り当て
このセクションでは、バックアップ アカウントを Discovery Management 役割グループに追加し、アプリケーション偽装権限を割り当てる方法について説明します。
必要な役割とグループを追加するには、以下のいずれかを実行します。
方法 1: Office 365 ポータルを使用する
以下の手順に従います。
- 管理者として、またはグローバル管理者権限のあるアカウントで、Office 365 ポータルにログインします。
- Exchange 管理センター ページが開きます。
- [権限]に移動し、[追加]ドロップダウンから[Discovery Management]をダブルクリックします。
- [Discovery Management]ダイアログ ボックスが表示されます。
- 注: Discovery Management 役割グループのメンバは、特定の基準を満たすデータを Exchange 組織のメールボックスで検索できます。
- [役割]で[+]をクリックして、ApplicationImpersonation 役割を追加します。
- [役割の選択]ダイアログ ボックスが表示されます。
- [表示名]ドロップダウンから、[ApplicationImpersonation]を選択します。
- 注: ApplicationImpersonation 役割は、アプリケーションが組織のユーザの代理となり、ユーザの代わりにタスクを実行することができます。
- [追加]をクリックして ApplicationImpersonation の役割を追加し、[OK]をクリックします。
- [Discovery Management]ダイアログ ボックスの[メンバ]で、[+]をクリックしてバックアップア カウントをメンバとして追加します。
- [メンバの選択]ダイアログ ボックスが表示されます。
- [名前]ドロップダウンからバックアップ アカウントを選択し、[追加]をクリックしてメンバを追加し、[OK]をクリックします。
- [Discovery Management]ダイアログ ボックスの[メンバー]に、選択したバックアップ アカウントが表示されます。
- [保存]をクリックします。
方法 2: リモート PowerShell を使用する
以下の手順に従います。
- リモート PowerShell を使用して Exchange Online テナントに接続します。詳細については、「Exchange Online PowerShell に接続する」を参照してください。
- 接続後、バックアップ アカウントを Discovery Management 役割グループのメンバとして追加するには、以下を使用します。
- アプリケーション偽装の役割をバックアップ アカウントに割り当てるには、以下を使用します。
「Add-RoleGroupMember」コマンドレット
例: Add-RoleGroupMember "discovery management" -member userName@domain.onmicrosoft.com
「New-ManagementRoleAssignment」コマンドレット
例: New-ManagementRoleAssignment -Name: impersonationAssignmentName -Role:ApplicationImpersonation - User: "username@domain.onmicrosoft.com"
ApplicationImpersonation 役割とメンバ グループが Exchange Online のバックアップ アカウントに追加されます。