Arcserve UDP をアップグレードした後に Hyper-V VM のエージェントレス ホスト ベース バックアップが失敗する

Hyper-V の場合に有効

現象

Arcserve UDP を Version 5.0 Update 2 以前から最新バージョンにアップグレードした後には、以下のエラー メッセージでエージェントレス ホスト ベース バックアップが失敗します。

バックアップ ジョブはキャンセルされます。VSS スナップショットの場合、Hyper-V の VSS ライタは仮想マシンを保存する必要があり、これは現在のプランに適用されません。バックアップ ジョブを再開するには、プランの[Hyper-V のスナップショット方式]の設定を変更します。プランの[Hyper-V のスナップショット方式]を設定する方法の詳細については、製品のマニュアルを参照してください。

アップグレードの前には、エージェントレス ホスト ベース バックアップは動作していました。

解決策

Arcserve UDP Version 5.0 Update 2 以前では、仮想マシンがオンライン バックアップ方式をサポートしていない場合、デフォルトでオフライン バックアップ方式が採用されます。オフライン バックアップ方式では、スナップショットの作成中に仮想マシンが保存されます。[保存]状態では、仮想マシンにアクセスできません。ただし、重要な仮想マシンは常にアクセス可能である必要があります。

Version 5.0 Update 3 以降のバージョンでは、仮想マシンを[保存]状態にする必要がある場合、デフォルトでは、仮想マシンのダウンタイムを回避するためにバックアップ ジョブがキャンセルされます。バックアップ ジョブがキャンセルされないようにする場合は、プランの[Hyper-V のスナップショット方式]オプションを変更します。プランの[Hyper-V のスナップショット方式]オプションの詳細については、「ホスト ベース仮想マシンのバックアップ プランを作成する方法」を参照してください。

この問題の詳細については、Arcserve の KB 記事も参照してください。