Windows ゲスト OS の静止による VSS のより詳細な制御

現象

Windows ゲスト OS の静止スナップショットを作成するときに、VSS のより詳細な制御を指定するとします。

解決策

vSphere 6.5 以降、vSphere Web サービス API を使用すると、Windows ゲスト OS の静止スナップショットを作成するときに、VSS のより詳細な以下の制御が可能です。

Arcserve UDP を使用すると、制御を実装するために、レジストリでパラメータを指定できます。

注: 指定するには、VM のゲスト OS に VMware Tools 10.1.0 以降がインストールされている必要があります。

以下の手順に従います。

  1. プロキシ マシンにログオンします。
  2. プロキシ サーバ レベルまたは VM レベルのレジストリ値を作成します。
  3. 注: VM レベルとプロキシ レベルの両方でレジストリ値を追加した場合、VM レベルのレジストリの設定がプロキシ レベルのレジストリの設定よりも優先されます。

    プロキシ サーバ レベル(このプロキシ サーバで実行されているすべてのバックアップ ジョブに適用)

    1. 以下の場所からレジストリ キーを開きます。
    2. [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFBackupDll]

    3. 以下の DWORD 値を適切な値で追加します。
      • VssUseEnhancedSnapshot
      • VssTimeoutMinute
      • VssBackupType
      • VssBackupContext
      • VssBootableSystemState
      • VssPartialFileSupport

    VM レベル

    1. 以下の場所からレジストリ キーを開きます。
    2. [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFBackupDll\<vm instance uuid>]

    3. 以下の DWORD 値を適切な値で追加します。
      • VssUseEnhancedSnapshot
      • VssTimeoutMinute
      • VssBackupType
      • VssBackupContext
      • VssBootableSystemState
      • VssPartialFileSupport

    レジストリ値で使用できる値は以下のとおりです:

    VssUseEnhancedSnapshot

    VssTimeoutMinute

    5 から 240 の範囲です

    VssBackupType

    VssBackupContext

    VssBootableSystemState

    VssPartialFileSupport