VM テンプレートのバックアップ ジョブが常にフル バックアップに変換される(バックアップ データ サイズは仮想ディスクのプロビジョニング サイズ)
現象
VM テンプレートをバックアップするとき、バックアップ ジョブはフル バックアップに変換され、処理されたデータ サイズは仮想ディスクのプロビジョニング サイズと等しくなります。アクティビティ ログに以下の警告メッセージが表示されます。
仮想マシンはテンプレートとして設定されているため、ジョブはフル バックアップになり、仮想ディスクはディスク全体としてバックアップされます。
解決策
これは、VM テンプレート バックアップの予期された動作です。1 つの回避策として、バックアップの開始時にテンプレートを VM に変換し、バックアップして、バックアップ ジョブの終わりにテンプレートに変換します。この回避策を使用する場合は、以下の手順に従ってプロキシ マシンでレジストリ値を設定します。
- プロキシ マシンにログオンします。
- プロキシ サーバ レベルまたは VM レベルのレジストリ値を作成します。
- 以下の場所からレジストリ キーを開きます。
- TemplateDirectBackup という名前の DWORD 値を追加し、その値として 0 を指定します。
- 以下の場所からレジストリ キーを開きます。
- TemplateDirectBackup という名前の DWORD 値を追加し、その値として 0 を指定します。
注: VM レベルとプロキシ レベルの両方でレジストリ値を追加した場合、VM レベル レジストリの設定の方が、プロキシ レベル レジストリの設定よりも優先されます。
プロキシ サーバ レベル(このプロキシ サーバで実行されているすべてのバックアップ ジョブに適用)
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFBackupDll]
VM レベル
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFBackupDll\<vm instance uuid>]
注: このオプションを有効にした後、バックアップが異常終了した場合(たとえばジョブの途中でクラッシュした場合や、プロキシ マシンが再起動された場合)は、VM を再度テンプレートに変換することはできません。