VM テンプレートのバックアップ ジョブで独立ディスクがスキップされる
現象
VM テンプレートをバックアップするとき、バックアップ ジョブで独立ディスクがスキップされ、以下の警告メッセージがアクティビティ ログに表示されます。
仮想ディスク [datastore_720_4] shuli02-t235/shuli02-t235_1.vmdk は独立ディスクであるためバックアップできません。
解決策
これは、VM テンプレート バックアップの予期された動作です。根本原因は、バックアップ アプリケーションで独立ディスクの VMDK を開くことができないという VMware の制限事項です。1 つの解決策として、バックアップの開始時に独立ディスクを依存ディスクに設定し、バックアップして、バックアップ ジョブの終わりに元のように設定します。この回避策を使用する場合は、以下の手順に従ってプロキシ マシンでレジストリ値を設定します。
- プロキシ マシンにログオンします。
- プロキシ サーバ レベルまたは VM レベルのレジストリ値を作成します。
- 以下の場所からレジストリ キーを開きます。
- ConvertIndependentVMDK という名前の DWORD 値を追加し、値を 1 と指定します。
- 以下の場所からレジストリ キーを開きます。
- ConvertIndependentVMDK という名前の DWORD 値を追加し、値を 1 と指定します。
注: VM レベルとプロキシ レベルの両方でレジストリ値を追加した場合、VM レベルのレジストリの設定がプロキシ レベルのレジストリの設定よりも優先されます。
プロキシ サーバ レベル(このプロキシ サーバで実行されているすべてのバックアップ ジョブに適用)
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFBackupDll]
VM レベル
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFBackupDll\<vm instance uuid>]
注:
- このオプションを有効にした後、バックアップが異常終了した場合(たとえばジョブが途中でクラッシュした場合や、プロキシ マシンが再起動された場合)は、独立ディスクを元のとおりに設定することはできません。
- バックアップ中にテンプレートを VM に変換するオプションが有効になっている(レジストリ値 TemplateDirectBackup が値 0 で作成されている)場合、このオプションは機能しません。