ソース マシンが Windows 2008/2012/2016 の AD サーバの場合、インスタント VM の起動が失敗する
現象
VM が Windows 2008 Active Directory サーバの場合インスタント VM の起動に失敗しました。
ソース マシンがインスタント VM ジョブを実行している Windows Active Directory サーバである場合、インスタント VM は起動に失敗し、以下のメッセージと共にブルー スクリーンが表示されます。
STOP: c00002e2 ディレクトリ サービスは以下のエラーのために開始できませんでした。システムに付属のデバイスは機能していません。エラー状態: 0xc0000001.
解決策 1:
ターゲット ハイパーバイザが Hyper-V の場合、以下のレジストリ キーを HyperV ハイパーバイザに追加し、その後 IVM ジョブをトリガします。
ターゲット ハイパーバイザが ESX/Vcenter の場合、以下のレジストリ キーをプロキシ マシンに追加します。これは、インスタント VM ジョブの実行に使用され、その後 IVM ジョブをトリガします。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\InstantVM
Reg タイプ: DWORD 値
名前: RenameADLog
値: 1
制限事項:
- NTDS データベースと NTDS ログファイルのパスが異なるボリュームにある場合、上記のソリューションは適していません。
- 現時点では、上記のソリューションは Windows 2008 Active Directory Server にのみ有効です。
解決策 2:
インスタント VM にログインして、手動で問題を解決します。
以下の手順に従います。
- VM の電源をオンにします。
- マシンの電源をオンにする際、OS のロードが開始される前に F8 キーを押し、[ディレクトリ サービス復元]モードを選択します。
- C:\Windows\NTDS フォルダにあるすべての *.log ファイルの名前を変更します。たとえば、ファイル名を「edb.log」から「edb.log.old」へ変更します。
- 以下のコマンドを実行します。
esentutl /p "C:\Windows\NTDS\ntds.dit"
- システムを再起動します。
注: 上記のソリューションは、Active Directory がインストールされている Windows Servers のすべてのバージョンで有効です。