クラウドへの復旧ポイントのコピー ジョブでの帯域幅輻輳
現象
復旧ポイントのコピー(CRP)ジョブを実行すると、帯域幅輻輳のためエージェント マシンが低速化することがあります。
解決策
Arcserve では、CRP ジョブ用に特定の帯域幅を定義できます。その結果、マシンで CRP ジョブと同時に複数のジョブが実行されている場合でも、エージェント マシン上で CRP ジョブについてのみ帯域幅が自動的に制御されます。CRP ジョブ用の別のプロセスである AFCRPBackend.exe を使用することにより、ポリシー ベースの QoS を AFCRPBackend.exe に設定して、出力方向の帯域幅を調節できます。
以下の手順に従います。
- [スタート]ボックスに「MMC」と入力して Enter キーを押します。
- Microsoft 管理コンソールが表示されます。
- MMC コンソールで、CTRL + M キーを押します。
- [スナップインの追加と削除]ダイアログ ボックスが開きます。
- [スナップインの追加と削除]ダイアログ ボックスで、[利用できるスナップイン]の下の[グループ ポリシー オブジェクト エディタ]を選択し、[追加]をクリックします。
- [グループ ポリシー オブジェクトの選択]ダイアログ ボックスで、[ローカル コンピュータ]の設定をデフォルトのままにして、[完了]をクリックします。
- [OK]をクリックします。
- [スナップインの追加と削除]ダイアログ ボックスが閉じます。
- MMC コンソール ウィンドウの左側のペインで、[ローカル コンピュータ]、[コンピュータの構成]、[Windows の設定]を展開し、[ポリシー ベースの QoS]を右クリックし、メニューから[新規ポリシーの作成]を選択します。
- ポリシー ベースの QOS ウィンドウで、以下のオプションを実行して[次へ]をクリックします。
- - 新規ポリシーの名前を入力します。
- - DSCP 値を 0 に設定します。
- - [出力方向のスロットル率を指定する]チェック ボックスをオンにします。
- 注:オプションとして MBps を選択することをお勧めします。
- QoS ポリシーの適用先として、[次の実行可能ファイル名を持つアプリケーションのみ]チェック ボックスをオンにし、以下の exe ファイルのパスを入力して[次へ]をクリックします。
- C:\Program Files\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\BIN\AFCRPBackend.exe
- 注:AFCRPBackend.exe により、エージェント マシンで複数のジョブが実行されている場合でも、帯域幅制限を CRP ジョブにのみ適用できるようになります。
- デフォルト設定のまま最後の画面に進み、[完了]をクリックします。