[拡張モード]で BMR を実行

拡張モード]オプションでは、復旧プロセスをカスタマイズできます。

以下の手順に従います。

  1. 復旧モードの選択]ダイアログ ボックスから、[拡張モード]を選択し、[次へ]をクリックします。
  2. BMR ユーティリティによって復旧するマシンの検索が開始され、対応するディスク パーティション情報が表示されます。
  3. 上部ペインには、現在のマシン(ターゲット マシン)上のディスク設定が表示されます。下部ペインには、元のマシン(ソース マシン)上のディスク パーティション情報が表示されます。
  4. 重要:下部ペインで、ソース ボリュームに赤い X アイコンが表示されている場合、このボリュームにはシステム情報が含まれており、ターゲット ボリュームに割り当てられていない(マップされていない)ことを示しています。ソース ディスクにあるこのシステム情報ボリュームは、BMR 実行中にターゲット ディスクに割り当て、リストアする必要があります。これらを実行しない場合、リブートできません。

    提示される[必要な最小ディスク容量]に基づいて、より小さなサイズのディスクに対してボリュームを作成できます。例において、元のボリューム サイズは 81568 MB です。ターゲット ディスクにボリュームを作成する際、提示された最小サイズは 22752 MB です。この場合、22752 MB のサイズで元のボリュームを作成できます。

  5. 注: ユーザが BMR を実行し、ブート ディスクとして設定されていないディスクにシステム ボリュームをリストアした場合、BMR の完了後にマシンを起動できません。正しく設定されたブート ディスクにシステム ボリュームをリストアしていることを確認してください。
  6. : 別のディスク/ボリュームにリストアする場合、新しいディスク/ボリュームの容量は同じサイズ、元のディスク/ボリュームより大きいサイズ、または元のディスク/ボリュームより小さいサイズにすることができます。また、ボリューム サイズの変更はダイナミック ディスクには対応していません。
  7. 表示されている現在のディスク情報が正しくない場合、[ユーティリティ]メニューにアクセスし、不足しているドライバがないかどうかを確認することができます。
  8. 必要に応じて、ターゲット ディスク/ボリューム ペインで[操作]ドロップダウン メニューをクリックすると、利用可能なオプションを表示できます。これらのオプションの詳細については、「BMR 操作メニューの管理」を参照してください。
  9. それぞれのターゲット ボリュームをクリックし、コンテキスト メニューから[ボリュームのマップ元]オプションを選択すると、このターゲット ボリュームにソース ボリュームを割り当てることができます。
  10. ソース ベーシック ボリュームの選択]ダイアログ ボックスが開きます。
  11. ソース ベーシック ボリュームの選択]ダイアログ ボックスから、ドロップダウン メニューをクリックして利用可能なソース ボリュームを選択し、選択したターゲット ボリュームに割り当てます。[OK]をクリックします。
  12. リストアするすべてのボリューム、およびシステム情報を含むすべてのボリュームがターゲット ボリュームに割り当てられていることを確認した後、[次へ]をクリックします。
  13. ディスク変更のサブミット]画面が開き、選択した操作のサマリが表示されます。作成中の個々の新しいボリュームについては、対応する情報が表示されます。
  14. サマリ情報が正しいことを確認した後、[サブミット]をクリックします。(情報が正しくない場合は、[キャンセル]をクリックします)。
  15. : ハード ドライブへのすべての操作は、サブミットするまで適用されません。
  16. ターゲット マシン上に新しいボリュームが作成され、対応するソース マシンにマップされます。
  17. 変更が完了した後、[OK]をクリックします。
  18. [ディスク リストア設定のサマリ]画面が開き、リストアするボリュームのサマリが表示されます。
  19. 注: リストア サマリ ウィンドウの下部にある「デスティネーション ボリューム」列に表示されるドライブ文字は、WinPE (Windows Preinstallation Environment)から自動的に生成されます。これらのドライブ文字は、「ソース ボリューム」列に表示されるドライブ文字とは異なる場合があります。ただし、ドライブ文字が異なっている場合でも、データは適切なボリュームにリストアされます。
  20. サマリ情報が正しいことを確認したら、[OK]をクリックします。
  21. リストア処理が開始されます。BMR ウィザード画面には、各ボリュームのリストア ステータスが表示されます。
  22. ユーティリティ]メニューから、BMR アクティビティ ログにアクセスすることができます。また、[保存]オプションを使用して、アクティビティ ログを保存することができます。
  23. デフォルトでは、アクティビティ ログは以下の場所に保存されます。
  24. X:\windows\system32\dr\log.
  25. 注: Windows で生成されるエラーを回避するため、BMR アクティビティ ログ ウィンドウで[名前を付けて保存]オプションを使用して、アクティビティ ログをデスクトップ上に保存したり、デスクトップ上に新しいフォルダを作成したりしないでください。
  26. 異なる種類のハードウェアにリストアする場合(以前、ハード ドライブを接続していた SCSI/FC アダプタが変更されている場合など)、元のシステムで互換性のあるドライバが検出されなければ、ドライバの挿入ページが表示され、これらのデバイス用のドライバを指定できます。
  27. 復旧されたシステムに挿入するドライバを参照して選択できます。そのため、異なるハードウェアのマシンを復旧する場合でも、BMR 実行後にマシンを元の状態に戻すことができます。
  28. BMR プロセスが完了すると、確認の通知が表示されます。