[高速モード]で BMR を実行
[高速モード]では回復処理中のユーザの介入を最小限に抑えることができます。
以下の手順に従います。
- [復旧モードの選択]ダイアログ ボックスから、[高速モード]を選択し、[次へ]をクリックします。
- [ディスク リストア設定のサマリ]画面が開き、リストアするボリュームのサマリが表示されます。
- 注: リストア サマリ ウィンドウの下部にある[デスティネーション ボリューム]列に表示されるドライブ文字は、WinPE (Windows Preinstallation Environment)から自動的に生成されます。これらのドライブ文字は、[ソース ボリューム]列に表示されるドライブ文字とは異なる場合があります。ただし、ドライブ文字が異なっている場合でも、データは適切なボリュームにリストアされます。
- サマリ情報が正しいことを確認したら、[OK]をクリックします。
- リストア処理が開始されます。BMR ウィザード画面には、各ボリュームのリストア ステータスが表示されます。
- リストア中のボリューム サイズによっては、この操作に時間かかる場合があります。
- このプロセスを実行中、復旧ポイント用にバックアップしたすべてのものをブロック単位でリストアし、ターゲット マシン上にソース マシンのレプリカを作成します。
- デフォルトでは、[復旧後にシステムを自動的に再起動する]オプションが選択されています。必要に応じて、このオプションの選択を解除し、後から手動で再起動することができます。
- 必要に応じて、[再起動後にエージェント サービスを自動的に開始しない]を選択できます。
- 必要な場合には、いつでも操作のキャンセルまたは中止を実行できます。
- [ユーティリティ]メニューから、BMR アクティビティ ログにアクセスすることができます。また、[保存]オプションを使用して、アクティビティ ログを保存することができます。
- デフォルトでは、アクティビティ ログは以下の場所に保存されます。
- X:\windows\system32\dr\log
- 注: Windows で生成されるエラーを回避するため、BMR アクティビティ ログ ウィンドウで[名前を付けて保存]オプションを使用して、アクティビティ ログをデスクトップ上に保存したり、デスクトップ上に新しいフォルダを作成したりしないでください。
- 異なる種類のハードウェアにリストアする場合(以前、ハード ドライブを接続していた SCSI/FC アダプタが変更されている場合など)、元のシステムで互換性のあるドライバが検出されなければ、ドライバの挿入ページが表示され、これらのデバイス用のドライバを指定できます。
- 復旧されたシステムに挿入するドライバを参照して選択できます。そのため、異なるハードウェアのマシンを復旧する場合でも、BMR 実行後にマシンを元の状態に戻すことができます。
- BMR プロセスが完了すると、確認の通知が表示されます。
重要: BMR の後にアクティブなディレクトリの Authoritative Restore を実行する場合は、[復旧後、システムを自動的に再起動する]オプションをオフにする必要があります。詳細については、「How to Perform an Authoritative Restore of an Active Directory after a BMR」を参照してください。