現在地: Arcserve UDP エージェント(Windows)の使用 > バックアップの実行方法 > バックアップ設定の設定または変更 > 保護設定の指定

保護設定の指定

バックアップされる情報の保護設定により、バックアップ データがあらゆる形のデータ損失から確実に保護(コピーおよび保存)されます。

保護設定の指定

  1. Arcserve UDP エージェント(Windows)ホーム画面(または Arcserve UDP エージェント(Windows)モニタ)で、タスクバーから[設定]を選択し、[バックアップ設定]タブを選択します。[ バックアップ設定]ダイアログボックスが開いたら、[保護設定]を選択します。
  2. 保護設定]ダイアログ ボックスが表示されます。
  3. Notes:

  4. バックアップ先を指定します。
  5. 注: Arcserve UDP のフル インストールでは、Arcserve UDP 復旧ポイント サーバをバックアップ場所として使用するように指定できます。指定を行うと、[保護設定]の[バックアップ先]に、ホスト名、ユーザ名、パスワード、ポート、プロトコル、およびプランのサマリなどの Arcserve UDP 復旧ポイント サーバ設定が表示されます。

  6. バックアップ ソースを指定します。
  7. マシン全体または選択されたボリュームをバックアップできます。

    マシン全体をバックアップする

    マシン全体をバックアップします。マシン上のすべてのボリュームがバックアップされます。

    注: マシン全体のバックアップが選択された場合、Arcserve UDP エージェント(Windows)は現在のマシンに接続されているすべてのディスクまたはボリュームを自動的に検出し、それらをバックアップ対象に追加します。

    例: バックアップ設定の実行後に新しいディスクがマシンに接続された場合でも、バックアップ設定を変更する必要はなく、新しいディスク上のデータは自動的に保護されます。

    バックアップする個々のボリュームを選択する

    このボリューム フィルタ機能を使用すると、選択したボリュームのみをバックアップできます。また、リスト内のすべてのボリュームを選択または選択解除することもできます。

    注: 一部のボリュームがバックアップ対象として明示的に選択されている場合は、選択されたボリュームのみがバックアップされます。新しいディスクまたはボリュームがマシンに接続された場合、そのディスクまたはボリューム上のデータを保護するにはボリューム選択リストを手動で変更します。

    このオプションを選択すると、利用可能なすべてのボリュームが表示され、対応するボリューム情報および通知メッセージが示されます。

    注: Extensible Firmware Interface (EFI)に準拠するコンピュータは、EFI システム パーティション(データ ストレージ デバイス上のパーティション)を使用します。EFI システム パーティションは、ベア メタル復旧(BMR)に不可欠です。そのため、UEFI システム上のブート ボリューム 「C」 を選択すると、EFI システム パーティションが BMR 用のバックアップ ソースとして自動的に選択され、情報メッセージが表示されます。

    名前

    ボリューム ドライブ文字、マウント ポイント、ボリューム GUID(Globally Unique Identifier)の名前を指定します。

    レイアウト

    シンプル、スパン、ミラー、ストライプ、RAID5 を示します(Microsoft ダイナミック ディスク上での RAID 5 ボリュームのバックアップはサポートされていませんが、ハードウェア RAID のバックアップはサポートされています)。

    種類

    タイプ(基本またはダイナミック)を示します。

    ファイル システム

    以下のファイル システムをリスト表示します: NTFS、ReFS、FAT、FAT32(FAT、FAT32、および exFAT のバックアップはサポートされていません)。

    コンテンツ

    アプリケーションが、(SQL/Exchange)、システム、ブート、ページ ファイル、アクティブ、リムーバブル デバイス、VHD、2-TB ディスクのいずれであるかを示します。

    合計サイズ

    ボリュームのサイズまたは容量を指定します。

    使用容量

    ファイルまたはフォルダ、およびボリューム データが占める容量を表します。

    以下のいずれかの条件では、通知メッセージが表示されます。

  8. バックアップ データ形式]を指定します。
  9. 標準

    標準のバックアップ データ形式では、保存する復旧ポイントの数や保存する復旧セットの数を設定することができ、基本的な繰り返しバックアップ スケジュールを使用できます。標準形式は、Arcserve D2D および Arcserve Central Applications のリリースで使用されるレガシー形式です。

    拡張

    拡張バックアップ データ形式では、保存する復旧ポイントの数を設定することができ、詳細なスケジューリングを使用できます。拡張形式は、ソース ディスクを複数の論理セグメントに分割する新しいデータ保存形式です。標準形式と比較して、バックアップ、リストアおよびマージ ジョブ スループットは大幅に改善されます。

    拡張バックアップ データ形式]が選択されている場合は、詳細なスケジューリングが有効になります。詳細なスケジューリングでは、以下のようなスケジュールを使用できます。

  10. バックアップ データ形式]として[標準]を選択した場合は、[保存設定]を指定します。
  11. 注:バックアップ データ形式]として[拡張]を選択した場合、保存設定は、[詳細なスケジュール設定]ダイアログ ボックスで指定します。

    保存設定は、保存する復旧ポイントの数(セッションをマージ)または保存する復旧セットの数(復旧セットを削除し、無限増分バックアップを無効化)に基づいて設定できます。

    デフォルト: 復旧ポイントの保持

    復旧ポイント

    このオプションが推奨されます。このオプションを選択すると、無限増分バックアップの機能をフルに活用してストレージ容量を節約できます。

    注:バックアップ データ形式]で[拡張]を選択した場合は、保存する復旧ポイントの数のみを指定できます。

    復旧セット

    このオプションは、通常、規模の大きいストレージ環境で使用します。このオプションを選択すると、大量のデータを保護している場合、バックアップ ウィンドウ時間を効率的に管理できるバックアップ セットを作成および管理できます。このオプションは、バックアップの容量よりもバックアップ時間を優先する場合に使用します。

    注: 復旧セットは、データ ストアでない場所にバックアップしている場合にのみ利用可能です。復旧セットは RPS デデュプリケーションでサポートされていません。またそれらは、RPS 以外の場所への拡張形式バックアップに対しても利用可能ではありません。

    復旧ポイントおよび復旧セットのオプションの設定に関する詳細については、「保存設定の指定」を参照してください。

  12. 圧縮の種類を指定します。
  13. バックアップに使用される圧縮の種類を指定します。
  14. 圧縮は、通常ディスク容量の使用率を減らすために実行されますが、CPU 使用率が増加するため、バックアップ速度が低下するという影響があります。
  15. 使用可能なオプションは、以下のとおりです。
  16. 圧縮なし

    圧縮は実行されません。このオプションを使用すると、CPU 使用率は最も低くなります (最も高速で動作します)。ただし、バックアップ イメージのディスク容量の使用率は最大になります。

    標準圧縮

    一般的な圧縮が実行されます。このオプションを使用すると、CPU 使用率とディスク容量使用率のバランスを適度に調節します。標準圧縮はデフォルトの設定です。

    最大圧縮

    最大圧縮が実行されます。このオプションを使用すると、CPU 使用率が最も高くなります(最も低速で動作します)。ただし、ディスク容量の使用率は、最小になります。

    Notes:

  17. 暗号化設定を指定します。
    1. バックアップに使用される暗号化アルゴリズムの種類を選択します。
    2. データの暗号化とは、解読メカニズムがなければ理解できない形式にデータを変換することです。Arcserve UDP エージェント(Windows)のデータ保護では、安全な AES(Advanced Encryption Standard)暗号化アルゴリズムを使用し、指定したデータに対して最大限のセキュリティおよびプライバシーを確保します。
    3. 利用可能なオプションは、暗号化なし、AES-128、AES-192、および AES-256 です(暗号化を無効にするには、[暗号化なし]を選択します)。
    4. たとえば、アルゴリズム形式を変更し、カスタマイズされた増分/検証バックアップを手動でサブミットした場合は、自動的にフル バックアップに変換されます。
    5. 暗号化アルゴリズムを選択した場合は、暗号化パスワードを指定(および確認)します。
      • 暗号化パスワードは最大 23 文字に制限されています。
      • フル バックアップと関連するすべての増分/検証バックアップでは、データの暗号化に同じパスワードを使用する必要があります。
      • 増分/検証バックアップの暗号化パスワードが変更された場合、フル バックアップを実行する必要があります。つまり、暗号化パスワードが変更されたら、元のバックアップの種類にかかわらず、最初のバックアップは常にフル バックアップになります。
      • たとえば、暗号化パスワードを変更し、カスタマイズされた増分/検証バックアップを手動でサブミットした場合は、自動的にフル バックアップに変換されます。

    6. Arcserve UDP エージェント(Windows)では暗号化パスワード管理が提供されるため、ユーザが暗号化パスワードを記憶している必要がありません。
      • パスワードも暗号化されます。
      • 同じマシンにリストアする場合は、パスワードは記憶されているため必要ありません。
      • 別のマシンにリストアする場合、パスワードは必須です。
      • 暗号化されたデータが含まれる復旧ポイントのエクスポートを試行し、その復旧ポイントが現在のマシンで実行されたバックアップに含まれている場合、パスワードは必要ありません。
      • 暗号化されたデータの回復を、エクスポートされた復旧ポイントから実行する場合は常にパスワードが必要です。
      • 暗号化された復旧ポイントを参照するのにパスワードは必要ありません。
      • BMR を実行するためにはパスワードが必須です。
    7. 暗号化が有効になると、アクティビティ ログが更新されます。
      • メッセージがアクティビティ ログに記録され、バックアップごとに選択された暗号化アルゴリズムについて記述されます。
      • メッセージがアクティビティ ログに記録され、増分/検証バックアップがフル バックアップに変換された理由(パスワード変更またはアルゴリズム変更)が示されます。
  18. : バックアップに対して暗号化設定を同じままにする必要はありません。同じデータを複数回バックアップした後でも、これらの設定はいつでも変更できます。
  19. スロットル バックアップを指定します。
  20. バックアップが書き込まれる最高速度(MB/分)を指定できます。バックアップ速度のスロットル制御を実行すると、CPU またはネットワークの使用率を低減できます。ただし、バックアップ速度の制限は、バックアップ ウィンドウに悪影響を及ぼします。バックアップの最高速度を抑えるほど、バックアップの実行時間が増加します。バックアップ ジョブの場合、Arcserve UDP エージェント(Windows)ホーム画面上の[ジョブ モニタ]に、進行中ジョブの平均読み取り/書き込み速度が表示され、設定されたスロットル スピード制限も示されます。
  21. : デフォルトでは、[スロットル バックアップ]オプションは有効ではなく、バックアップ速度は制御されません。
  22. 推定バックアップ サイズを計算します。
  23. デスティネーション ボリュームの推定使用量を表示します。
  24. 注: 推定バックアップ計算の使い方の詳細については、「将来のバックアップ スペース要件の推定」を参照してください。
  25. 設定の保存]をクリックします。


Copyright © 2018. All rights reserved.

このページを評価する
このページのコンテンツは役に立ちました。 強く反対する 強く同意する
このページに関する評価と任意のコメントを送信する