バックアップ関連
- Windows 10 にアップグレードした後、ボリュームのトレース ドライバの上位フィルタが削除されます。BLI ドライバは、ボリューム内の変更を追跡できません。そのため、増分バックアップ ジョブは検証バックアップ ジョブに変換されます。
- 現象
- ボリューム クラスのレジストリ BLI 上限フィルタは削除されました。そのため、BLI ドライバは、ボリュームをモニタできません。
- 解決策
- 変更トラッキング ドライバを再インストールした後に増分バックアップの実行を続行します。
- 以下の手順に従います。
- UninstallDriver.bat ファイルを以下のパスから実行して、変更トラッキング ドライバをアンインストールします。
<installation path>\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\BIN\DRIVER
- InstallDriver.bat ファイルを以下のパスから実行して、変更トラッキング ドライバを再インストールします。
<installation path>\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\BIN\DRIVER
- VSS、VDS などの COM ベースのコンポーネントが稼働している場合、バックアップ、リストア、または BMR の収集が失敗します。Windows のイベント ログに、イベント ID 10006、1503、または 6287 が表示されます。
- 現象
- イベント ログに以下のメッセージが表示されます。
- 削除の対象としてマークされているレジストリ キーに対して不正な操作を実行しようとしました。またはレジストリ ファイルは他のアプリケーションまたはサービスで使用されています。ファイルはアンロードされました。レジストリ ファイルを保持しているアプリケーションまたはサービスはこれ以降正しく機能しない可能性があります。
- 解決策
- 原因および解決策については、Microsoft サポート技術情報 2287297 を参照してください。
- ボリュームのマウントが失敗し、以下のエラー メッセージが表示されます。
- 以下のパスに復旧ポイントをマウントできませんでした:"Z:"iu.Incorrect function.
- 現象
- ドライバ文字へのセッションのマウントは失敗します。
- デスティネーションがローカル フォルダで、FAT32 ボリューム上にある場合、ドライバのマウントは、NTFS ボリューム上にキャッシュ ファイルを作成することだけをサポートします。
- 解決策
- 新しいレジストリ キーを追加し、キャッシュ ファイル パスを別のボリュームにカスタマイズします。
- 以下の手順に従います。
- AFStorHBAMgmt キーを HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine に作成します。
- 文字列値 CacheFilePath を作成します。
- 詳細情報:
- キャッシュ ファイルは、書き込み可能なボリュームがマウントされたときに、ドライバをマウントすることによって作成されます。詳細リストア カタログ/リストア ジョブについては、書き込み可能なボリュームが作成されます。Windows 8、Windows Server 2012、またはそれ以降のオペレーティング システムの上のボリュームをバックアップするセッションの場合、セッションをドライバ文字にマウントするときに、常に書き込み可能なボリュームをマウントします。
- ユーザが Arcserve UDP エージェント(Windows) UI からバックアップ ジョブをサブミットする場合、バックアップ先で復旧ポイント サーバ上のデータ ストアが使用されていると、そのバックアップ ジョブが起動しないことがあります。
- 現象
- サブミットされたバックアップ ジョブは正常に表示されます。しかし、Arcserve UDP エージェント(Windows) UI では、バックアップ ジョブがデータ ストアの最大同時ノード数設定を満たしているため、いずれのジョブ モニタも参照できません。そのバックアップ ジョブは待機キューに配置されます。
- 解決策
- Arcserve UDP コンソールを開くと、保留中のジョブ モニタがノード ビューに表示されます。
- バックアップ ジョブの実行中に Arcserve UDP エージェント(Windows)マシンが再起動された場合、Arcserve UDP エージェント(Windows)ホーム ページではそのジョブはクラッシュとしてマークされます。しかし、ジョブの最後にジョブ履歴アイテムが Arcserve UDP コンソールに送信されるため、Arcserve UDP コンソールには、このジョブのジョブ履歴が表示されません。
- 注:再起動後、ジョブ履歴はエージェント サーバから送信されません
- ホスト ベースのエージェントレス検証バックアップ ジョブの圧縮率が、ジョブ モニタで正しく表示されません。
- 現象
- ホスト ベースのエージェントレス検証バックアップ ジョブが実行されており、かつプランで圧縮が有効になっている場合、ジョブ モニタ上の圧縮率は実際の値よりも高く表示されます。
- 解決策
- アクティビティ ログに出力される圧縮率は、ホスト ベースのエージェントレス検証バックアップ ジョブの完了後に正しく表示されます。
- 注:エージェント バックアップ ジョブおよびホスト ベースのエージェントレス フル/増分バックアップ ジョブを含む、その他のすべてのバックアップ ジョブにはこの問題は発生しません。
- VMware VM バックアップ ジョブは正常に完了しますが、ダンプ ファイルが生成されます。
- 現象
- VMware VM のバックアップ ジョブは、Arcserve UDP コンソールで正常に終了します。ジョブは緑のアイコンでマークされ、以下のメッセージがアクティビティ ログに表示されます。
- バックアップ ジョブが正常に完了しました
- ただし、バックエンド プロセスのダンプ ファイル(例: AFBackend.exe.7912.00.dmp)がエージェントのインストール パスの BIN フォルダに生成されます。
- 例:C:\Program Files\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\BIN。
- 解決策
- Arcserve UDP が VDDK への API コールを終了した場合、VDDK がクラッシュします。これはバックアップ ジョブの最終段階で発生するため、この問題は無視できます。その時点で、バックアップ ジョブはほぼ完了しており、復旧ポイントも正常にラップされます。
- 注:このパッチを取得するには、Arcserve サポートにお問い合わせください。