インスタント仮想マシン関連
- インスタント VM の名前と場所が、予期したように表示されません。
- 現象
- ESX 情報を使用してログインし、リソース プールをインスタント VM の場所として選択した場合、インスタント VM がリソース プールではなく ESX ホストの下に配置されます。インスタント VM をコンソールから削除し、同じ名前でインスタント VM を再作成した場合、インスタント VM のタイムスタンプに追加されるサフィックス(1)が名前に追加されます。
- 解決策
- この問題は、vCenter が ESX サーバを管理することにより発生します。代わりに、vCenter のログイン情報を使用してインスタント VM を作成します。
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復旧ポイントからインスタント VM が作成されます。
- 現象
- エージェントレス バックアップ プランを作成し、バックアップ先としてローカル パスを指定した場合、復旧ポイントからインスタント VM が作成されます。
- 解決策
- この問題を解決するには、バックアップ先として共有フォルダを使用します。
- IP アドレスを使用してノードを追加する場合、バックアップ プランを作成してバックアップ先として共有フォルダを指定します。ノード リスト ビューからのインスタント VM の作成は失敗する可能性があります。ただし、デスティネーション ビューからインスタント VM を作成できます。あるいは、ホスト名を使用してノードを更新し、インスタント VM の再作成を試行できます。
- 復旧ポイントにミラーリングされたシステム ボリュームがあり、その復旧ポイントを使用してインスタント仮想マシン(インスタント VM)を作成した場合、死のブラック スクリーン(Black Screen of Death)などのエラー メッセージが表示される可能性があります。
- Hyper-V の場合、インスタント VM は復旧サーバの再起動後に起動に失敗します。
- 現象
- インスタント VM を起動し、Hyper-V 復旧サーバを再起動した後、インスタント VM を起動できない可能性があります。
- 解決策
- ブート問題を解決するには、インスタント VM を再起動します。
- Windows Server 2012 では、ダイナミック ディスク上の NFS の作成が失敗します。この問題を解決するには、ベーシック ディスクを使用するか、またはパッチを適用できます。
- パッチの詳細については、Microsoft の KB 記事を参照してください。
- デスティネーション ハイパーバイザが Windows 2016 Hyper-V の場合、仮想マシンのハートビートを確認できません。
- 現象
- Hyper-V ハートビートに関連するソース マシンに更新を適用していない場合、Windows 2016 Hyper-V 上で仮想マシンのハートビートの検出に失敗し、アクティビティ ログに以下の警告メッセージが表示されます。
- Integration Service ISO file [C:\Windows\System32\vmguest.iso] does not exit (統合サービス ISO ファイル [C:\Windows\System32\vmguest.iso] が存在しません)
- 解決策
- 回避策として、Windows Update によって統合サービスを更新します。Vmguest.iso イメージ ファイルは必要なくなり、Windows Server 2016 の Hyper-V には含まれなくなりました。
- 更新を手動でインストールするには、KB 記事を参照してください。
- VMware のインスタント VM が起動しません。
- ソース ノードが Windows 2008 サーバで、EFI システムから起動した場合、VMware 上のインスタント VM は起動できず、EFI 環境に入れません。
- 解決策
- Windows ブート エントリを EFI 環境に手動で追加します。
- 以下の手順に従います。
- VM が EFI 環境に対して起動した後、以下のいずれかの詳細を入力します。
- ESXi 5.x: Boot Maintenance Manager
- ESXi 6.x: Enter Setup
- [Configure boot options]を選択します。
- [Add boot option]を選択します。
- EFI パーティション上の EFI\Microsoft\Boot\ フォルダにある bootmgfw.efi ファイルを選択します。
- [Windows Boot Manager]を選択し、[Commit Changes and exit]を選択します。
- [Reset the system]を選択して、仮想マシンを再起動します。
[Windows Boot Manager]オプションを使用すると、Windows は正常に起動します。
- VM が EFI 環境に対して起動した後、以下のいずれかの詳細を入力します。
現象
- 復旧サーバ上で VMware NFS として使用される Windows ボリュームがフォーマットされた場合、インスタント VM の作成が失敗します。
- 現象
- Windows ボリュームを NFS 共有フォルダとして割り当て、共有ボリュームのパスをインスタント VM ファイル パスにとして提供した場合、Windows ボリュームをフォーマットする際にインスタント VM の作成が失敗します。この問題は、ESXi ホストが NFS データ ストアを追加できないために発生し、VMware に以下のエラー メッセージが表示されます。
- vmkernal.log ファイルには、以下のエラー ログが表示されます。
- 解決策
- この問題を解決するには、復旧サーバで以下の手順を実行します。
VMware で VM の作成が失敗しました。
No underlying device for major, minor
- [コントロール パネル]-[システムとセキュリティ]-[管理ツール]から、[管理ツール]を開きます。
- [サービス]をクリックします。
- [サービス]ダイアログで、[NFS 用サーバ]を右クリックし、[サービスの停止]をクリックします。
- [サービス]が停止します。
- 再び[NFS 用サーバ]を右クリックし、[サービスの開始]をクリックします。
- [サービス]が開始します。
- ボリュームを使用してインスタント VM を再度作成します。
- インスタント VM が作成されます。