ハイパーバイザの指定
VM の保護時に余分なライセンスを使用しないようにするために、ハイパーバイザの詳細を指定します。ホスト ベースのエージェントレス バックアップ プランを使用して仮想マシン(VM)を保護する場合、VM の保護にハイパーバイザ ホスト ライセンスが使用されます。VM にエージェントをインストールする必要はありません。特定のケースでは、エージェントを VM にインストールし、VM の保護にエージェント ベースのバックアップ プランを作成する可能性もあります。そのような場合、VM はハイパーバイザ ホスト ライセンスではなく別のライセンスを使用します。そのような場合には、ハイパーバイザの詳細を指定し、VM が別のライセンスではなくハイパーバイザ ホスト ライセンスを使用するようにします。
ハイパーバイザの情報を指定する場合を示す例:
- ESX または Hyper-V Server の VM を保護するホスト ベースのエージェントレス バックアップ プランがあります。このプランでは、VM の保護にハイパーバイザ ライセンスを使用します。ここで、指定したハイパーバイザの VM に UDP エージェントをインストールし、VM を保護するためにエージェント ベースのプランを作成します。通常このようなプランでは、VM の保護に余分なライセンスが使用されます。VM に対してハイパーバイザを指定すると、このプランではハイパーバイザのライセンスが使用されます。
- Linux VM エージェント ノードを保護するエージェント ベースの Linux プランがあります。VM に対してハイパーバイザを指定すると、同じハイパーバイザ上のすべての VM はハイパーバイザ ライセンスを共有します。
ハイパーバイザを指定する前に以下の点を考慮します。
- 物理ノードにはハイパーバイザを指定できません。
- vCenter/ESX または Hyper-V からインポートされた VM ノードにはハイパーバイザを指定できません。
- EC2 上の VM にはハイパーバイザを指定できません。
- 同時に複数の VM にハイパーバイザを指定できます。これらの VM は同じハイパーバイザに属します。
- 最新の VMware Tools または Hyper-V 統合サービスがインストールされており、VM の電源がオンであることを確認します。また、WMI (Windows Management Instrumentation)が VM エージェント ノードにあるファイアウォールの例外リストに含まれていることを確認します。
以下の手順に従います。
- [リソース]タブをクリックします。
- 左ペインから[ノード]に移動し、[すべてのノード]をクリックします。
- [ノード: すべてのノード]ページが表示されます。
- 以下のいずれかの操作を実行します。
- ノード名を右クリックします。
- ノード名を選択し、中央のペインから[アクション]ドロップダウン リストをクリックします。
- オプションのリストが表示されます。
- [ハイパーバイザの指定]をクリックします。
- [ハイパーバイザの指定]ダイアログ ボックスが開きます。[ハイパーバイザの種類]は、[Hyper-V]、[vCenter/ESX]、および[その他](Xen、カーネル ベースの仮想マシン、Red Hat Enterprise Virtualization)から選択できます。
- ハイパーバイザの詳細を入力して[OK]をクリックします。
- ハイパーバイザ情報が指定されました。