仮想スタンバイ ジョブが内部エラーのために失敗する
Windows オペレーティング システムで該当
症状 1:
仮想スタンバイ ジョブが失敗します。以下のメッセージの 1 つがアクティビティ ログに示されます。
仮想ディスクの変換に失敗しました。
内部エラーが発生しました。テクニカル サポートにお問い合わせください。
さらに、VDDK は以下のエラー メッセージをレポートします。
不明なエラーです。
解決策 1:
この問題を修正するには、以下の解決策を検討してください。
- 仮想スタンバイ ポリシーで指定されたデータ ストア上に十分なディスク空き容量がないと、変換操作に失敗する場合があります。VDDK API は(現在)データ ストア上のディスク空き容量を検出する機能をサポートしないため、VDDK はエラー メッセージを返します。この問題を修正するには、元のデータ ストア上で処理を完了するのに必要なディスク空き容量を解放し、ジョブを再サブミットします。
- ネットワーク障害および高いネットワーク トラフィックにより、変換処理が失敗する場合があります。この問題を修正するには、ソース ノードと、ESX Server システムまたは vCenter Server システムがネットワークを介して通信できているかどうか確認し、ジョブを再サブミットします。
- ESX Server システムまたは vCenter Server システムへの VM のバックアップまたは復旧ジョブから構成される複数の同時接続は、VMware vSphere Client を通じた vSphere SDK 接続を含む場合に、失敗することがあります。この問題を修正するには、不要な接続をすべて閉じてから、ジョブを再サブミットします。
- この問題は VMware VDDK 接続の制限の結果です。以下の NFC (ネットワーク ファイル コピー)プロトコルの制限が適用されます。
- 注: 接続がディスク間で共有されることはありません。最大接続数の制限は、SAN およびホット追加接続には適用されません。NFC クライアントが正しくシャット ダウンしない場合、接続は 10 分間有効なままにできます。
ESXi 5: すべての NFC 接続の転送バッファによって制限され、ホストによって適用されます。ESXi ホストに対するすべての NFC 接続バッファの合計は、32MB を超えることができません。vCenter Server を介した接続数 52。ホストごとの制限が含まれます。
- 個別の仮想マシンの内部エラーを特定するには、VMware vSphere Client ログの「Examine the Tasks and Events」のセクションを確認してください。内部エラーを修正してから、ジョブを再サブミットします。
- 例: 他のアプリケーションまたは操作が VMDK ファイルを使用しています。この問題を修正するには、ファイルを解放してジョブを再サブミットします。
症状 2:
仮想スタンバイ ジョブが失敗します。以下のメッセージの 1 つがアクティビティ ログに示されます。
仮想ディスクの変換に失敗しました。
内部エラーが発生しました。テクニカル サポートにお問い合わせください。
さらに、VDDK は以下のエラー メッセージをレポートします。
VMDK ファイルを開くことに失敗しました。ファイルが見つかりません。
解決策 2:
この問題は以下の場合に発生する可能性があります。
- VDDK がスナップショットを正しく処理しなかった。
- VDDK がスナップショットを手動または仮想マシンの内部で削除しなかった。
この問題を修正するには、ジョブを再サブミットします。ジョブが再度失敗する場合は、復旧した仮想マシンを削除して、ジョブを再サブミットします。
症状 3:
仮想スタンバイ ジョブが失敗します。以下のメッセージの 1 つがアクティビティ ログに示されます。
'<プラン名>' をノード '<ノード名>' へ適用できません。コンバータ "<コンバータ名>" 上の Arcserve UDP エージェント Web サービスはビジーです。後で再試行してください。
さらに、UDP コンソール ログ ファイル(ARCApp.log)では、以下のエラー メッセージがレポートされます。
[ERROR] deployVsbTask: Failed to invoke D2D web service API - timeout. ([エラー] deployVsbTask: D2D web サービス API の呼び出しに失敗しました - タイムアウト。)javax.xml.ws.WebServiceException: java.net.SocketTimeoutException: Read timed out (javax.xml.ws.WebServiceException: java.net.SocketTimeoutException: 読み取りタイムアウト)
解決策 3:
この問題は、タイムアウトによって発生することがあります。この問題を解決するには、以下の手順に従います。
- 適切な認証情報で UDP コンソールにログインします。
- コマンド ライン インターフェースを開き、以下のコマンドを実行します。
- regedit
- レジストリが開きます。
- \SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\WebService に移動します。
- timeoutValue キーが存在することを確認します。キーが存在しない場合は、手動で作成します。
- 以下の説明に従ってキーを追加/変更します。
- キー名: timeoutValue
- 値: <値を分単位で入力>。たとえば、タイムアウト値を 20 分に設定する場合は、値に 20 を指定します。
- regedit を終了します。
- UDP コンソールのインストール フォルダに移動します。例: C:\Program Files\Arcserve\Unified Data Protection\Management\Configuration。
- メモ帳で ConsoleConfiguration.xml を開きます。
- <TimeoutConf> セクションの下で以下のテキストを見つけます。
- <webServiceRequestTimeout>600</webServiceRequestTimeout>
- webServiceRequestTimeout の値(秒単位)を変更します。たとえば、タイムアウト値を 20 分に設定する場合は、値に 1200 を指定します。
- ファイルを保存して終了します。
- UDP コンソール管理サービスを再起動して設定を有効にします。
- プランを再展開して結果を確認します。