すべての表領域およびデータ ファイルのリストア

すべての表領域およびデータ ファイルをリストアできます。リストアする前に、ファイルを見つける必要があります。ファイルを見つける際、データベースが開いていることを確認します。データベースが開いている場合は、リストア プロセスを開始する前に、ALTER TABLESPACE.OFFLINE ステートメントを使用して、表領域またはデータ ファイルをオフラインにしてください。

以下の手順に従います。

  1. 表領域またはデータ ファイルをリストアするコンピュータにログインします。
  2. 以下のコマンドを使用して、ユーザの表領域またはデータ ファイルを見つけます。
  3. SQL> SELECT FILE_NAME, TABLESPACE_NAME FROM DBA_DATA_FILES;

  4. 表領域またはデータ ファイルをリストアする前に、データベースの状態を変更して、マウント、アンマウント、またはシャットダウンします。
  5. SQL> STARTUP MOUNT;

    SQL> STARTUP NOMOUNT;

    SQL> SHUTDOWN IMMEDIATE;

  6. Arcserve UDP コンソールにログインします。
  7. リストア ウィザードを使用して、表領域またはデータ ファイルをリストアします。リストア プロセスの詳細については、「復旧ポイントからリストアする方法」を参照してください。
  8. ディスティネーション コンピュータにログインします。
  9. 特定のフォルダに移動して、表領域またはデータ ファイルがリストアされていることを確認します。
  10. データベースをリカバリします。
  11. SQL> RECOVER DATABASE;

  12. Oracle データベースによって、適用する必要があるアーカイブ REDO ログ ファイルが確認され、それらのファイルの名前が順番に表示されます。
  13. SQL*Plus のプロンプト画面に「AUTO」と入力して、ファイルを適用します。
  14. Oracle データベースによってログ ファイルが適用され、データ ファイルがリストアされます。REDO ログ ファイルの適用が完了すると、以下のメッセージが表示されます。
  15. Applying suggested logfile

    Log applied

  16. 1 つのアーカイブ ログ ファイルが適用されると、次のアーカイブ ログ ファイルの適用が開始されます。すべてのアーカイブ ログ ファイルの適用が完了するまで、この処理が繰り返されます。
  17. : 「ログ ファイルを開くことができない」という意味のエラーが表示される場合は、そのログ ファイルが使用不可である可能性があります。このような場合は、不完全メディア リカバリを実行して、データベースを再度リカバリしてください。すべてのログ ファイルが適用されると、データベースのリカバリが完了します。不完全メディア リカバリの詳細については、Oracle のマニュアルを参照してください。
  18. 以下のコマンドを入力して、データベースをオンラインにします。
  19. SQL> ALTER DATABASE OPEN;

  20. これで、データベースは最新の状態にリカバリされました。
  21. 注: 不完全メディア リカバリを実行する場合は、以下のコマンドを入力してデータベースを開きます。

    SQL> ALTER DATABASE OPEN RESETLOGS;