Host-based VM Backup 関連
- HTTP を使用して仮想マシンをコンソールに追加すると、VMware 仮想マシンのバックアップが失敗します。この失敗は、Arcserve UDP バージョン 6.5 に含まれている VMware Virtual Disk Development Kit (VDDK)では HTTP をサポートしないことが原因で発生します。「VDDK 6.0 リリース ノート」の「SSL 証明書および指紋チェックの義務化」を参照してください。
- HTTP を使用する必要がある場合は、VDDK 5.5.x の最新版をダウンロードし、VDDK を置き換えてください。詳細については、「 ソリューション ガイド」のリンクを参照してください。Arcserve UDP
- Hyper-V VM からバックアップされた復旧ポイントからのアプリケーション詳細レベル リストアでは、データベース ファイルのダンプのみがサポートされています。元の場所へのリストア、回復用データベースへのリストア、別の場所へのリストアなど、他のオプションはサポートされていません。
- Hyper-V VM では、仮想ディスクが SMB 3.0 に存在する場合、[バックアップから除外する仮想ディスクの選択]ダイアログ ボックスで、[タイプ]、[最大サイズ]、および[現在のサイズ]フィールドに N/A と表示されます。
- HOTADD 転送モードで複数の VMware バックアップを同時に実行すると、バックアップ ジョブがクラッシュします。この問題を解決するには、NBD または NBDSSL を転送モードとして指定します。
- vCenter 5.5 から VM をインポートしているときに、HTTP プロトコルを選択して vCenter に接続すると、VM インフラストラクチャ ツリーにノードが表示されません。
- Hyper-V 仮想マシンを以前のバージョンのターゲット Hyper-v サーバにリストアすることは、正式にはサポートされていません。しかしながら、このようなリストアはまだ実行できます。ただし、Hyper-V サーバの互換性が原因で、リストアされた仮想マシンが完全に機能しない可能性があります。
- 仮想ディスクのサイズが 12 MB 未満の Hyper-V VM のリストアを実行する場合、リストアされる仮想ディスクのデフォルト サイズは 12 MB になります。
- 以下のいずれかの理由により、VM のハイバーバイザが変更されます。
- がすでに新しいハイパーバイザ接続情報を持っている場合Arcserve UDP
- [VM 情報の更新]がトリガされた後、VM が新しいハイパーバイザで検出される場合
- VM が別のハイパーバイザに移動される(および VM Instance UUID が保持される)。
- ハイパーバイザ ホスト名/IP が変更される。
- これが発生すると、バックアップを続行するためにプランを VM へ再展開する必要があります。
- レプリケーションが有効な Hyper-V VM のホスト ベース エージェントレス バックアップの場合:
- ホスト ベースのエージェントレス バックアップは、マスタ(プライマリ)サイトからの VM のバックアップをサポートしています。
- レプリカ サイトのホスト ベース エージェントレス バックアップは、データの整合性、正確性、およびバックアップ ジョブの完了を保証しません。
- 仮想マシンに接続されている iSCSI ハード ディスクがバックアップされません。
- 現象
- VM をバック アップした後、リストア UI に iSCSI デバイス上のボリュームが表示されなくなり、iSCSI などの外部ストレージにあるボリュームに対してエージェントレス バックアップを実行できなくなります。
- 解決策
- この問題を回避するには、Arcserve UDP にエージェント ベースのバックアップ プランを作成するか、または Arcserve UDP エージェント(Windows)を使用して、仮想マシンをバックアップします。
- Arcserve UDP バージョン 6.5 にアップグレードした後、最初の Hyper-V VM バックアップには、ディスクの完全な内容が含まれます(増分バックアップの場合でも)。ログには、以下のメッセージが表示されます。
- 変更ブロック トラッキング(CBT)機能がアップグレードされました。その結果、重複したデータがバックアップされる可能性があります。
- 以下の制限は、Arcserve UDP ではなく Hyper-V が原因です。Windows 2012 R2 以降、共有 VHD という名前の Hyper-V の新しい機能が利用可能です。この機能では、複数の VM 間で VHD(X) ファイルを共有できます。
- 詳細については、このブログを参照してください。ただし、Hyper-V VSS ライタはこの新機能をサポートしていません。そのため、共有 VHD 機能を含む VM の Hyper-V エージェントレス バックアップは失敗します。そのような VM をバックアップするには、Arcserve UDP エージェント(Windows)を VM にインストールして、エージェント ベースのバックアップを実行します。
- エージェントレス バックアップ プランに VM ノードを追加できる[ストレージと VM]インベントリ ビューでは、2 つの VM が同じ SMB 3.0 共有内にあり、異なるホスト名または IP アドレスを使用して SMB 3.0 共有に接続すると、ツリー ビューで異なる VM ストレージ ノードに表示されます。
- 例:
- サーバ ABC でホストされている同じ SMB 3.0 共有内に VM1 と VM2 の 2 つの VM があり、VM1 が接続 \\ABC\share を使用し、VM2 が接続 \\ABC.domain.com\share を使用する場合、これらの VM はツリー ビューで別々のストレージ ノード(たとえば、\\ABC\share と \\ABC.domain.com\share など)として表示されます。
- ホスト ベースのエージェントレス バックアップでは、VMware リンク モードを使用して vCenter サーバをサポートしていません。リンク モード グループ内の vCenter サーバ インスタンスに存在する VM を保護するには、各 VM を vCenter サーバから個別に追加します。
- VM が ESX の上位バージョンからバックアップされ、vCenter を使用せずに、下位バージョンに直接リストアされた場合、VM の復旧ジョブが失敗する可能性があります。たとえば、ESXi 6.0 からバックアップし、ESXi の下位バージョン(ESXi 5.5 など)にリストアする場合などです。
- 現象
- VM が ESXi の上位バージョン(ESXi 6.0 など)からバックアップされ、ESXi の下位バージョン(ESXi 5.5 など)に直接(vCenter を使用せずに)リストアされている場合、VM 復旧ジョブが失敗し、以下のエラー メッセージが表示されることがあります。
- VM 復旧ジョブは新しい仮想マシンを作成できませんでした。ESX/vCenter サーバ システムは次のエラーを報告しました: com.sun.xml.internal.ws.fault.ServerSOAPFaultException: Client received SOAP Fault from Server: Unexpected element tag "uptCompatibilityEnabled" seenwhile parsing serialized DataObject of type vim.vm.device.VirtualE1000 at line 1, column 5452while parsing property "device" of static type VirtualDevice
- 解決策
- この問題は、ESXi の別のバージョンで作成された VM の互換性の問題が原因で発生します。VM プロパティは、ESXi の上位バージョンで導入されましたが、ESXi の下位バージョンではサポートされていません。以下のいずれかの回避策を使用できます。
- バックアップの前に、サポートされていないプロパティを含むデバイスを削除します。
- 同じバージョンの ESXi を備える vCenter を経由して VM をリストアします。たとえば、上記のシナリオでは vCenter 6.0 を使用します。
- ESXi の下位バージョンで VM を手動で作成し、BMR によって VM をリストアします。このオプションは、Windows ゲスト OS の VM にのみ適用されます。
- 自動保護を使用し、VM をクラスタの役割として設定して Hyper-V クラスタ全体を保護した後、クラスタから VM を削除する場合、または VM からクラスタを削除する場合、増分バックアップは完全/検証バックアップに変換されます。
- 以下の手順に従います。:
- VM をクラスタの役割として設定します。
- 自動保護機能を使用したプランを作成し、クラスタ全体を保護します。
- プランのバックアップを実行します。
- VM のクラスタの役割を削除します。
- プランの増分バックアップを実行します。この時点で、VM のバックアップ ジョブが完全バックアップまたは検証バックアップに変換されます。
- [詳細設定]タブのエージェントレス バックアップ プランで使用できる[終了コード]オプションは、Hyper-V VM では機能しません。
- Arcserve UDP v6.5 Update 4 では、エージェントレス バックアップ プランにタグを追加して、VM を自動的に保護できます。ただし、タグは vCenter 6.0 および 6.5 に対してのみサポートされます。
- Arcserve UDP v6.5 Update 4 では、ホスト ベースのエージェントレス バックアップは Microsoft SMB 3.0 に存在する Hyper-V VM ファイルをサポートします。そのような VM では、以下の条件に当てはまると、バックアップのスループットが低下します。
- ハードウェア スナップショットが Hyper-V VM に対して可能である。
- [可能な限りハードウェア スナップショットを使用]オプションがバックアップ プランで選択されている。
- バックアップ プロキシが Hyper-V ホストと同じマシンである。
- vSphere 6.5 では、EFI または BIOS ファームウェアで設定したカスタマイズ設定は、暗号化された VM をリストアすると失われます。
- 現象
- vSphere 6.5 では、暗号化された VM の EFI または BIOS ファームウェアの設定を変更した場合、バックアップを実行した後で VM をリストアすると、EFI および BIOS ファームウェアのすべての設定がデフォルト値にリセットされ、変更が失われます。
- この現象は、以下のシナリオで発生します。
- VM を暗号化されていない VM としてリストアすると、暗号化された NVRAM ファイルは暗号化されていない VM に関連付けられないため、EFI/BIOS 設定が失われます。
- VM を暗号化された VM としてリストアし、[別の場所にリストアする]オプションを選択すると、VM へのセキュリティ キーのリストアに失敗し、暗号化された NVRAM ファイルにアクセスできなくなるため、EFI/BIOS 設定が失われます。
注: 制限事項はハードウェア スナップショットに対してのみ発生します。この問題を回避するには、バックアップ プランで[ソフトウェア スナップショットのみを使用]オプションを選択します。
解決策
この問題を回避するには、VM を暗号化された VM としてリストアし、[元の場所にリストアする]オプションを選択するか、VM をリストアした後で手動で EFI/BIOS ファームウェア設定を設定し直します。