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共有 IBM デバイスが使用不可またはオフラインとマークされる

Windows プラットフォームで有効

症状:

SAN に接続したメンバ サーバ上の共有 IBM テープ デバイスが使用不可またはオフラインとマークされます。

IBM Ultrium/LTO テープ ドライブの場合、CA ARCserve Backup プライマリ サーバがデバイスを開く際に、IBM LTO テープ ドライバ(Windows Server 2003)が SCSI Reserve コマンドをテープ デバイスに発行する場合があります。 これはプライマリ サーバの問題ではありませんが、SAN 接続メンバ サーバがこれらのテープ デバイスにアクセスしようとすると、このアクセスは失敗し、そのテープ デバイスがそのサーバから使用できなくなります。

解決方法:

メンバ サーバの CA ARCserve Backup アクティビティ ログでは、CA ARCserve Backup テープ エンジン サービスが開始された時点、およびこれらのドライブにアクセスしようとした時点で、SCSI ポート エラーが示されていることがあります。

以下の手順を実行して、IBM テープ ドライバが SCSI Reserve コマンドを発行しないように設定することができます。

  1. レジストリ エディタで、以下のレジストリ キーにアクセスします。
    ¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥
    
  2. IBMtape ドライバがインストールされている場合、サービス キーの下で、IBMtape ドライバのファイル名と同じキー名を検索します。

    たとえば、IBMtape ドライバの名前が ibmtp2k3.sys の場合、キー名は ibmtp2k3 です。

    キーを選択し、「DisableReserveUponOpen」という DWORD 値を追加し、「1」に設定します。

  3. レジストリ エディタを終了して、サーバを再起動します。