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メディアをフォーマット

CA ARCserve Backup ではバックアップ ジョブでブランク メディアを自動的にフォーマットしますが、このオプションを使用してメディアを手動でフォーマットすることができます。 メディアをフォーマットすると、メディアの先頭に新しいラベルが書き込まれ、メディアに保存されている既存のデータを簡単に消去できます。

注: このオプションは慎重に使用してください。 メディアをフォーマットした後は、CA ARCserve Backup で、そのメディアのデータや関連するジョブ セッションをリストアすることはできなくなります。

大半のハード ドライブおよび一部のミニ カートリッジ デバイス ドライブで必要とされるロー レベルのフォーマットは、CA ARCserve Backup がサポートしているドライブでは必要ありません。

メディアをフォーマットする方法

  1. [デバイス マネージャ]ウィンドウの[フォーマット]ツールバー ボタンをクリックします。

    [フォーマット]ダイアログ ボックスが開きます。 このダイアログ ボックスには、ライブラリ スロット内のメディアに関する詳細情報が表示されます。 たとえば、未フォーマットのメディアは<ブランク メディア>として表示されます。また、クリーニング メディア用に予約されているスロットは表示されません。

    重要: ステージング グループの一部であるファイル システム デバイス(FSD)は、ツールバーの[フォーマット]ボタンを使用してフォーマットすることができません。 データを最終的なデスティネーション メディアにマイグレートする前に誤って FSD をフォーマットしてしまわないように、[デバイス マネージャ]ウィンドウの[フォーマット]ツールバー ボタンは無効になっています。 FSD をフォーマットする場合は、コマンド ラインを使用するか(ca_devmgr)選択された FSD のステージング オプションを無効にします。

  2. フォーマットするメディアを格納しているスロットを選択します。 フォーマットするメディアの新しいメディア名と有効期限を指定します。

    注: 新しいメディア名をスロットに割り当てると、選択したスロットの横にあるアイコンが緑色になります。 書き込み禁止のメディアがあるスロットは赤で表示されます。 これらのメディアはフォーマットできません。 新しいメディア名を指定してから、メディアをフォーマットする必要があります。

    必要に応じて、この手順を繰り返して追加のメディアを指定します。

  3. メディア プールにあるメディアを使用する場合は、アイコンが緑色のスロットを選択して、[ローテーションを使用]オプションをオンにします。 次に、[メディア プール]ドロップダウン リストから、新しくフォーマットされたメディアを使用するメディア プールを選択します。 [シリアル番号]フィールドで、デフォルトのシリアル番号を受け入れるか、ユーザ定義のシリアル番号を指定することができます。 (メディア プール名が定義されておらず、メディアにバーコードのシリアル番号が割り当てられている場合、そのシリアル番号はフォーマット処理中に上書きされません)。

    注: メディア プール内のフォーマットされたすべてのメディアを使用し、すべてのメディアを同じメディア プールに割り当てる場合は、[すべてに適用]ボタンをクリックします。

  4. フォーマットするメディアの名前と有効期限を指定します。 新しいメディア名を指定してから、メディアをフォーマットする必要があります。 詳細については、「有効期限の選択方法」を参照してください。
  5. [OK]をクリックします。

    [フォーマット]ダイアログ ボックスが閉じ、以下のメッセージが表示されます。

    「フォーマットすると、メディアからすべてのデータが消去されます。 メディアをフォーマットしますか?」
    
  6. 以下のいずれかを行います。