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Disaster Recovery Option を使用した仮想ハード ディスク(VHD)の復旧

Windows Server 2008 R2 で有効

症状:

ボリュームとしてマウントされている .vhd ファイル を再作成するにはどうすればよいでしょうか?

解決方法:

CA ARCserve Backup の惨事復旧処理では、ボリュームとしてマウントされている .vhd ファイルを再作成することはできません。 .vhd ファイルを惨事から復旧する場合は、以下の手順に従います。

.vhd ファイルの惨事復旧を実行する方法

  1. CA ARCserve Backup Disaster Recovery Option を使用して、コンピュータ全体を復旧する必要があります。
  2. コンピュータを再起動します。
  3. コンピュータを再起動した後、仮想ハード ディスク(VHD)を作成し、VHD をマウントします。

    VHD のマウントが完了します。

  4. VHD で新しいボリュームを作成した後、新規ボリュームをフォーマットします。

    VHD のフォーマットされたボリュームが準備できました。

  5. CA ARCserve Backup リストア マネージャを開きます。

    [リストア マネージャ]ウィザードが開きます。

  6. VHD がマウントされたボリュームのボリューム レベル リストアを実行して VHD を復旧します。

    これで、リカバリ プロセスは完了です。

注: VHD を復旧する場合、Disaster Recovery Option を使用してこのプロセスを実行すると、CA ARCserve Backup は、マウントされたドライブを物理ディスクとしてリストアします。 仮想ハード ディスクについての詳細については、Microsoft のドキュメントを参照してください。

また、CA ARCserve Backup では、VHDブート システムを惨事から復旧することはできません。 CA ARCserve Backup のこの動作は、自動システム回復(ASR) ライタで .vhd ファイルのバックアップを実行できないために発生します。 そのため、VHD ブート システムを惨事から復旧する手段はありません。