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Microsoft Exchange ライタを使用した転送可能 VSS バックアップのリストア

次の図の例は、CA ARCserve Backup を使用して VSS バックアップを行う際の一連の手順を示しています。

HDVSS バックアップに該当する以下の動作に注意してください。

次の手順に従ってください:

  1. eseutil.exe、exchmem.dll、ese.dll の最新バージョンを、バックアップ サーバ上の以下のディレクトリにコピーします。
    C:¥Program Files (x86)¥CA¥ARCserve Backup¥COM64
    

    : Exchange ユーティリティは、Agent for Microsoft Exchange がインストールされているサーバ上の以下のディレクトリ内にあります。

    C:¥Program Files¥Exchange Server¥V14¥Bin
    
  2. リストア マネージャの[ソース]タブで、リストアの種類として[セッション単位]を選択します。

    ライタ バックアップは個別のセッションとして表示されます。 セッションに含まれるコンポーネントすべてをリストアするには、セッション名の横にある緑のアイコンをクリックします。 個々のコンポーネントをリストアするには、セッションを展開し、コンポーネント名をクリックします。

    Microsoft Exchange リストア[セッション単位]リスト

  3. リストア マネージャの[デスティネーション]タブで、ファイルをリストアするデスティネーションを選択します。 以下のいずれかを選択します。

    デフォルトで、ファイルを元の場所にリストアします。 ファイルを別の場所にリストアする場合、コンピュータ、ディレクトリ、およびファイルの一覧が表示され、特定のデスティネーションを選択できます。 リストア場所の詳細については、「リストアの場所」を参照してください。

  4. リストア マネージャの[スケジュール]タブで、リストアに適したオプションを選択します。
  5. リストア マネージャで[サブミット]ボタンをクリックして、リストア操作を開始します。 [セキュリティ]ダイアログ ボックスが開きます。

    重要: リストア ジョブを開始する前に、すべてのストレージ グループがオフラインになっていることを確認します。

  6. [セキュリティ]ダイアログ ボックスで、実稼動サーバの認証情報を入力して[OK]をクリックします。 [ジョブのサブミット]ダイアログ ボックスが開きます。
  7. [ジョブのサブミット]ダイアログ ボックスでは、[即実行]または[実行日時指定]を選択して特定の日時を指定することができます。 [OK]をクリックします。 選択したスクリプトがジョブ キューに追加されます。 リストア ジョブの進行状況を監視するには、ジョブ ステータス マネージャを使用します。
  8. リストア ジョブをサブミットする前に、Exchange ユーティリティをバックアップ サーバ上のエージェント フォルダにコピーします。 これにより、ジョブが完了した後、整合性確認を実行することができます。