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セットアップが失敗した場合の OEM SCSI/RAID/SCSI ドライバの追加

Windows Server 2003 および Windows XP で有効

症状:

ご使用のマシンが、OEM SCSI アダプタに接続しているハード ディスクから起動する場合は、セットアップが失敗します。 RIS を使用してコンピュータ ノードをセットアップするには、RIS イメージに OEM SCSI アダプタ モード ドライバを追加する必要があります。

解決方法:

この手順は、Adaptec AAR-1420SA SATA HostRAID ドライバに特有のものですが、他のドライバが必要な場合にも、この手順を使用できます。

RIS イメージへ OEM SCSI/RAID/SCSI ドライバを追加する方法

  1. [クラスタの配布タスク]のセクションに RIS が含まれるので、[RIS のインストール]をクリックします。

    リモート インストール サービス ウィザードがサーバ上に表示されます。

  2. [イメージの管理]をクリックし、[新しいイメージの追加]を選択します。

    クライアント サポート向けには、通常は[サービスを要求しているクライアント コンピュータに応答する]のチェックをオンにします。

  3. [イメージの管理]を再度クリックし、[イメージ設定の変更]を選択してイメージ キーを追加します。

    大容量ストレージ ドライバは、RIS を使用したコンピュータ ノードのセットアップの、テキスト モードの部分でのみコピーされます。 イメージに $OEM$¥TEXTMODE フォルダを追加する必要があります。 フォルダの構造は以下のようになります。

    %RIS_IMAGE_FOLDER%¥amd64 (このフォルダはすでに存在します) 
    %RIS_IMAGE_FOLDER%¥i386 (このフォルダはすでに存在します)  
    %RIS_IMAGE_FOLDER%¥$OEM$ (このフォルダは作成します)  
    %RIS_IMAGE_FOLDER%¥$OEM$¥TEXTMODE (このサブフォルダは作成します)
    

    注: %RIS_IMAGE_FOLDER% は、ヘッド ノード上の RIS イメージを保持するフォルダです。 このフォルダは、次のようになります。

    D:¥RemoteInstall¥Setup¥English¥Images¥WINDOWS
    
  4. ドライバ ディスクからセットアップ ファイルを TEXTMODE フォルダにコピーします。

    ここでの例では、4 つのファイルがあります。

    %RIS_IMAGE_FOLDER%¥$OEM$¥TEXTMODE¥txtsetup.oem
    %RIS_IMAGE_FOLDER%¥$OEM$¥TEXTMODE¥aar81xx.inf
    %RIS_IMAGE_FOLDER%¥$OEM$¥TEXTMODE¥aar81xx.inf
    %RIS_IMAGE_FOLDER%¥$OEM$¥TEXTMODE¥aar81xx.inf
    

    前の手順でコピーされた TXTSETUP.OEM は、ドライバ用のこの新しいパスを反映するように編集する必要があります。 [Disks] セクションで、disk1 (または d1)を変更して、新しいパスを反映します。 以下の例では、元のエントリがコメント アウトされ、新しいエントリが追加されています。

    [Disks]
    # d1 = "Adaptec AAR-1420SA Serial ATA HostRAID Driver for Windows x64 Edition (EM64T/AMD64)", ¥hraidsk1, ¥amd64
    d1 = "Adaptec AAR-1420SA Serial ATA HostRAID Driver for Windows x64 Edition (EM64T/AMD64)", ¥, ¥
    

    : 製造元のドライブに SCSI (Small Computer System Interface)コントローラを使用して、自動インストールを実行する場合、「次のセクションに無効なファイルの種類を指定したか、ファイルの種類を指定していません Files.SCSI.name」というエラー メッセージが表示される場合があります。 このような動作は、Txtsetup.oem ファイルの中の [Files.SCSI.name] ヘッダの下にある行が SCSI 用にサポートされているファイル タイプではないために発生します。

    たとえば、[Files.SCSI.name] セクション内にサポートされていないファイル タイプ(.dll など)がある場合は、行を削除する必要があります。

  5. ファイル RISTNDRD.SIF を編集して、大容量ストレージ ドライバがオペレーティング システムと共にインストールされている必要がある旨と、必要なファイルの場所を記述します。 このファイルは、%RIS_IMAGE_FOLDER%¥amd64¥Templates フォルダにあります。 「# Add these lines」というコメントの下に表示される行を追加します。[MassStorageDrivers] セクションで使用されている名前は、TXTSETUP.OEM の [SCSI] セクションにある名前に対応している必要があります。 編集後、ファイルを保存します。
    [data]
    floppyless="1"
    msdosinitiated="1"
    OriSrc="¥¥%SERVERNAME%¥RemInst¥%INSTALLPATH%¥%MACHINETYPE"
    OriTyp="4"
    LocalSourceOnCD=1
    DisableAdminAccountOnDomainJoin=1
    [SetupData]
    OsLoadOptions="/noguiboot /fastdetect"
    SetupSourceDevice="¥Device¥LanmanRedirector¥%SERVERNAME%¥RemInst¥%INSTALLPATH%"
    [Unattended]
    OemPreinstall=yes
    FileSystem=LeaveAlone
    ExtendOEMPartition=0
    TargetPath=¥WINDOWS
    OemSkipEula=yes
    InstallFilesPath="¥¥%SERVERNAME%¥RemInst¥%INSTALLPATH%¥%MACHINETYPE"
    LegacyNIC=1
    UnattendMode=FullUnattended
    WaitForReboot=no
    #Add these lines
    OemPnPDriversPath=”¥¥%SERVERNAME%¥RemInst¥%INSTALLPATH%¥$OEM$¥textmode”
    DUDisable=no
    DriverSigningPolicy=ignore
    [MassStorageDrivers]
    "Adaptec HOSTRAID driver for Windows XP/2003 x64 Edition"="OEM"
    [OEMBootFiles]
    aar81xx.cat
    aar81xx.inf
    aar81xx.sys
    txtsetup.oem
    
  6. コマンド プロンプトに以下のコマンドを入力して、ヘッド ノード上の RIS サービスを停止して再度起動します。
    net Stop binlsvc
    net Start binlsvc