CA ARCserve Backup サーバが SAN にない設定では、各 CA ARCserve Backup サーバは、Enterprise Tape Library 3494 の相互に排他的なテープ ライブラリのセットをコントロールするように設定されます。 その結果、各 CA ARCserve Backup サーバは、その CA ARCserve Backup サーバ固有の Enterprise Tape Library 3494 にあるユーザ定義のテープ ボリュームのサブセットを管理します。
各 CA ARCserve Backup サーバには、 ローカルに割り当てられたボリュームのみが表示される Enterprise Tape Library 3494 の自律型ビューがあります。 以下の図に、CA ARCserve Backup Enterprise Option for IBM 3494 のアーキテクチャおよび Enterprise Tape Library 3494 の通信インターフェースを示します。
複数のバックアップ サーバが同じ Enterprise Tape Library 3494 を共有している場合は、各テープ ボリュームが 1 つのバックアップ サーバにのみ割り当てられていることを確認する必要があります。 各バックアップ サーバに割り当てられたテープ ボリュームは、相互に排他的である必要があります。つまり、各テープ ボリュームは、ネットワークに接続している他のバックアップ サーバが使用したりアクセスしたりすることができません。
相互に排他的なテープ ボリュームを割り当てる場合は、慎重に計画する必要があります。 計画を立てやすくするために、Enterprise Tape Library 3494 を共有する各バックアップ サーバのテープ ボリューム割り当てを文書化することをお勧めします。
重要: テープ ボリュームが相互に排他的でなかったり、バックアップ サーバ間で共有されている場合は、重要なバックアップ データを喪失するリスクを負うことになります。
注: バックアップ サーバを構築済みの設定に追加する場合は、新しいバックアップ サーバを追加する前に、現在のテープ ボリュームの割り当てを確認して、重複を回避してください。
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