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ファイルの同期化
Agent for Open Files (OFA)は、データの整合性の問題を解決するために、バックアップ クライアントがファイルを開こうとしても、そのファイルがバックアップの実行に適した状態になるまでバックアップ クライアントにファイルへのアクセスを許可しません。 このとき、OFA では以下の処理が実行されます。
- ファイルへの書き込みがまったく行われていない期間が検出された後、ファイルへのアクセスが許可されます。 この期間は「書き込み非アクティビティ期間」と呼ばれ、通常5秒に設定されています。
- 書き込み非アクティビティ期間が検出されると、ファイルは安定していると判断され、バックアップ処理の継続が許可されます。 ファイルはこのようにして常に「同期化」されます。
- ファイルが同期化されると、アプリケーションからそのファイルへの書き込みが可能になります。このときOFAは、バックアップ クライアントが受け取るファイル データが、そのファイルが同期化されたときと同じものであるように保護します。 これを実現するため、同期化されたファイルにアプリケーションが書き込みを行おうしたときに、OFAは変更される直前のデータのコピーを作成してから対象ファイルの書き込みを許可します。 この非公開コピーは「プレビュー データ」と呼ばれ、バックアップの実行時にバックアップ クライアントに送信されます。これにより、送信されるファイルは、同期化したときのファイルと同じ内容になります。 したがって、バックアップ中であっても、同期化されたファイルに引き続き書き込める上、ファイルの整合性に問題が発生することもありません。
- また、バックアップ中のファイルがバックアップ開始後にアプリケーションによって開かれた場合も、プレビュー データの蓄積が開始されます。 この場合、アプリケーションがファイルを開いた時点で同期化が行われます。
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